信じる者は救われたい12-2
「ぇ……でも、《困らせるつもりはないんです》とか言ってなかった?」
こ『???……ぁー……では【取り消し】の方向で♪』
「なんじゃそりぁぁーーー!!!」
こ『だってぇ〜♪先輩も私の告白で多少なり心が動いたからこそ変わろうと思ったんじゃないですか?』
「そ……それは……汗」
こ『うふふ♪まだまだ脈ありですねぇ?』
「勘違いするな!変わろうとは思ったが…変化=恋愛ではない!」
こ『またまたぁ〜♪そのくせ、いつもは入らない朝のお風呂も今日はちゃんと入って髪もセットしてたじゃないですかぁ〜♪』
「!!!!……貴様!何故そんなことを知っている!」
こ『はぃ♪これでも私、龍人先輩のストーカー歴2年ですからぁ〜♪』
「……………」
り『うわー…あんな明るく、凄いカミングアウトしちゃったよ……』
雷「何か余計に…怖いな……」
風「まぁ…恋する女性に敵うもの無し…だね」
あ『……一緒に……されたくない……嫌』
雷「まぁ…顔、可愛いし!良いんじゃね?」
り『……最っ低!!』
ドゴッ!!
雷「……うぅ……まただ………」
く『にひゃぁ〜♪まぁ〜☆何でも良いよぉ↑私くまねだよぉ〜よろしくねぇ〜☆ことりちゃん♪』
こ『いぇ♪ライバルの方々とよろしくするつもりは、そりゃもぅ、まったく、もうとう、これっぽっちも、ノミのフン程もありません♪』
あ『……………怒怒』
こ『……………笑睨』
く『……ぽへぇ〜……』
雷「おぉ…3人の女の争いだ……バミューダトライアングルだ……」
り『いゃ……うち1人はただのアホだろ…』
風「あははっ♪まぁとりあえず…くまねちゃんは置いておこぅ♪」
「あぁあぁぁ……やはり俺は、間違っていたんだろうか…?俺が変わろう等と柄にも無い事を考えたから、こんな事になっているのか?……そもそも2年間もの間、ストーキングに気付かなかった俺っていったい……ブツブツ……」