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信じる者は救われたい
【コメディ 恋愛小説】

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信じる者は救われたい6-2

「……くまね……学校……。」

『うん♪いってきまぁーす♪』

玄関で笑顔で手を振り見送る姉にそぅ別れを告げると飛鳥ちゃんと二人学校へと足を進めていく。

「……くまね……寝ぐせ……ついてる……」

『わきゃ??!』

鏡で確認すると確に後ろから触覚のようにのびていた。
私は飛鳥ちゃんに寝ぐせを直してもらいながら照れ隠しのように彼女に話しかける

『飛鳥ちゃん昨日はよかったね♪りゅーととちゃんとお話出来たじゃん♪』

「……ぅん……くまねの……おかげ……」

彼女はそぅ言うと少し顔を赤らめ嬉しそうに笑った。
何を隠そう飛鳥ちゃんはりゅーとの事が前々から好きだったらしい…
詳しくは教えてくれないけど昔、助けられた事があるらしい。
飛鳥ちゃんと友達になれたのもりゅーとがきっかけだった…
私が普段クールで無表情or不機嫌な顔をしているりゅーとが顔を赤らめオロオロする様が面白くていつものようにりゅーとに遊んでもらっていると(くまねの目にはそぅ見えてるらしい)

「……笹戸さん……りゅーと……すき?」
と唐突に聞かれ私がびっくりしながら「うん」と答えると片手を私に向け
「……ライバル……」
と綺麗な笑顔で穏やか〜な宣戦布告?をされた。
その後お互い正々堂々と戦おうと誓いあい、飛鳥ちゃんから何故か?異様に詳しいりゅーとの個人情報をそりゃぁもぅ次々に五臓六腑から毛根の一つ一つ迄教えてもらった。笑
まぁ、私の場合はりゅーとの事が本当に好きなのか?って聞かれると…まぁ一緒にいると楽しいし、顔もタイプだしなにげに格好良いし…口は悪いけど荒らされていた花壇を朝早く来て直してたりして実は優しい所もあるし…でもまだよく解らない…
まぁ人としては好きだけどまだ知り合ったばかりだしね♪
とりあえず今はもっと色々と知りたいなぁ〜と…

「おーい!くまね!飛鳥〜!」
そんな事を考えていると背後から大きな声で名前を呼ばれた。

「……りこ……おはょ……」

『はょーん♪りこちゃん♪』

「うーっす!」
彼女の名前は、相田 羅湖(あいだ りこ)飛鳥ちゃんの幼馴染みだ。
肩位まである栗色の髪を後ろに束ねいわゆるポニーテールにしていいつも元気よく揺らしている。
背は170近くあるらしくスラッとしていてとてもスタイルが良い…ただ〜私と同じ?で胸は小さいけど…これは禁句×

「何だよ2人共、まぁーたあいつの話か?」

りこちゃんは不機嫌そうに言った

「……うん……ライバル……だから……」

『にひひ〜っ♪ねぇ〜♪』
二人で顔を見合わせて笑っていると、りこちゃんは呆れ顔だ…

「はぁ〜…あんな愛想もクソも無い男のどこが良いのかねぇ〜?2人共あいつに騙されてるんだよ!」

「……りこ……怒」

「ぅ…嘘だょ!ごめん!悪かったよ…」
飛鳥ちゃんは怒ると、とても怖い…
何というか静かに怖い…
普段怖いもの無し!って感じのりこちやんも飛鳥ちゃんには頭が上がらないらしい


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