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独身最後の夜
【女性向け 官能小説】

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独身最後の夜-4

 ほどなくして、約束通り、バスタタオルだけを巻いた明日菜が、ベッドに寝転んでいる柿崎に近づく。
「やっぱり、それが一番かわいい。おいで。」
柿崎はそう言うと、明日菜をベッドにいざなう。明日菜の腰を抱きしめ、ベッドに横たえる。
「お前、細いな・・・。思った以上に。」
「そうですか?」
「うん、俺とペア組んでから、痩せたとは思ってたけど、だいぶ無理させてるかな?」
「そんなことも、ない、ですよ。」
体を弄り合いながらそんな他愛もない会話がくすぐったかった。そのまま一瞬見つめ合い、また深いキスをする。そのまま、柿崎の愛撫は、首筋から耳朶を行き来する。
「んっ、あっ、んんっ!」
明日菜からは甘い吐息が漏れ始める。

「あのさ、お願いがあるんだけど。」
と、突然、柿崎が改まる。『何?』という顔をした明日菜に、柿崎が続ける。
「やっぱりさ、目が合っちゃうと恥ずかしいというか、照れるんだけど。その、目隠ししてもいい?」
今日何度目かの呆気に取られた顔を明日菜はしていた。言っている意味はわかる。明日菜も確かに恥ずかしい部分がある。が、しかし、プレイとしては、若干抵抗もある。が、一方で興味もある。
結果、興味が勝った。
「いい・・・ですよ。」
渋々と言った感じで、明日菜が許すと、柿崎は手際良く、タオルで明日菜に目隠しをした。

 視界を失い無防備にさらされた、明日菜にさらなる魔の手が忍び寄る。
「ついでに手も縛っちゃうね。」
「えっ!」
抵抗する間もなく、ネクタイを使い、素早く明日菜の手首を頭上で縛り上げる柿崎。なすすべもなく、されるがままの明日菜。もう、すべてを委ねようと覚悟した。それは、きっと心地よい快楽に違いないと確信があったから。

 自由を奪われた明日菜に、柿崎の愛撫が降り注ぐ。首筋から、耳、特に左耳に舌を這わせる。
「あっ、んんっ。ダメっ・・・。」
視覚のない、明日菜は気配と、直接触れる愛撫にその感覚が集中してしまい、いつも以上に反応してしまう。
そんな明日菜の反応を楽しむように、次は胸への攻撃を始める。最初は優しく乳房をさすり、ゆっくりと揉みしだく。決してその突起には触れないように、周辺を攻める。
「感じてきた?乳首立ってきたよ。」
「んっ、いやあ・・・。」
両手の自由が利かず、その快感を外へ逃がそうと、明日菜はモゾモゾと体をくねらす。そこに、柿崎は胸の突起を不意に口に含む。
「はうっ!」
一番感じる部分への接触に、明日菜の体が跳ねる。柿崎は、舌で起用にそれを転がしながら、もう片方の胸への攻撃も怠らない。時に、左耳にも攻撃が及ぶとさらにその感度は跳ね上がる。
「あんっ!ああっ!んっ・・・。ふあぁ。あっ、あああっん!」
明日菜はただひたすらに快感を貪っていた。

「かわいい、明日菜。もっと感じてごらん。」
そう言うと、柿崎は下腹部に手を沿わせていく。しかし、明日菜の期待とはうらはらに、柿崎は、サワサワと茂みに指を絡めてみたり、だらしなく開きかけた両足の太ももの付け根を優しく撫で回すだけだった。
「んんっ・・・か、柿崎せんぱぁい。」
触れて欲しい、核心部分に中々到達しないその手に、声を上げる明日菜。
「ん?どうした?何かして欲しいの?言ってごらん?」
いじわるく、ただ聞き返す柿崎。目隠しで見えないが、どんな、したり顔をしているか明日菜には想像がついた。
「っつ・・・いじわる・・・言わないでくださいよ・・・。」
その間も、柿崎は胸への愛撫と、下腹部周辺への攻撃を止めない。ついに耐え切れない明日菜は、
「さ、触ってくださいっ!わ、私の・・・ア、アソコを・・・。」
「クスクス、まあ、合格かな。」

本当に楽しそうにそう笑いながら、柿崎は、明日菜の潤んだ蜜壺に指をすべられせた。


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