『ヘリクツ』-4
挿入したままで暫く放心していた。気がつくと教師が俺の下で泣きじゃくっていた。
「……ど…っしよ、妊……娠し、ちゃ……たら……ぇぐッ…う…」
子供みたいに泣くんだなあとぼんやり見下ろしていたら、不意に教師と目が合った。涙で濡れた瞳がじっと俺を見上げるのを目にしたら、なぜか再び股間に熱が集まってきた。
「…いやっ……!もう、やめてえええーーーっ」
ヒステリーを起こしたように泣き喚く教師を無視して、数回乱暴に突き上げてすぐに引き抜く。有無を言わさず教師の体を反転させ、尻を掴み挙げて後ろから再び貫いた。
「ぐすっ、いやぁぁぁぁーーっ、うぅ、うっ。いやああッ、ぅああッ…やぁぁぁぁーーッ!!!」
もはや身も世もなく号泣する教師に呆れながらも、構わず腰を叩きつける。肌と肌のぶつかり合う音が、誰もいない教室に間抜けなほど大きく響く。結合部からは先ほど出した精液と教師の愛液が交じり合った液体が、糸を引いて滴っている。濁った色だった。
一度出したので先ほどよりも余裕がある。ガツガツ突き上げながら、見下ろした教師の後ろ髪を掴んで顔を横に向けさせる。苦しそうな
教師の表情がよく見えるようになって、俺はかなり興奮した。
「……孕んだらどうしようって?俺が知るかよそんなこと!」
吐き捨てながら、俺は再び教師の膣に中出しした。全身が震えるような快感だった。
どちらのものかも分からない体液で汚れた陰茎を教師の服で拭い、俺は軽く身支度を済ませた。床に転がったまま、開いた股の間から精液を垂れ流し、放心している教師の様子を俺は携帯のカメラに一枚収める。
「じゃ、先生。俺帰るから。先生もさっさと帰ってそのドロドロの股間洗った方がいいよ。俺だって、自分の遺伝子の一部が淫行教師の中でちゃっかり実を結ぶなんてこと、おぞましくて考えたくないからさー」
じゃあ先生、また明日。ぴしゃりと教室のドアを閉めて、俺は廊下を歩き始めた。
終