一夜の再会-2
「!、…んぁっ…」
涼子はその愛撫に反応し、とっさに唇を離して恥ずかしそうに声をあげてしまう。
その反応をみた秀人はもう片方の膨らみにも同様の刺激を与える。
「はぁっ、んんぅ…」
だんだんと涼子の息遣いが荒くなっていくのがわかった。
バスローブはすでに涼子の肩から滑り落ち、上半身は可愛らしいブラが辛うじて肩に掛かっているだけだ。
プチンッ
涼子の背中でその音がした瞬間、胸の周りから圧迫感が消え、乳房は外気に直接触れるようになる。
「!」
涼子はとっさに両腕で胸を隠した。
「恥ずかしいな…。」
頬を赤くしながら涼子は苦笑いをした。
十年前と変わらない、その恥ずかしがり屋の表情に秀人は思わずドキリとした。
「恥ずかしがらずに全部見せて。今は二人だけの時間だから…。涼子の全部が見たい。」
「…」
涼子は無言で腕を離すと同時に秀人に抱きついてキスをする。明らかに恥ずかしさを紛らわせる為の行動だ。
ちゅっ、ちゅうっ
「んっ、むぅ」
秀人は不意を突かれ一瞬戸惑ったが、すぐにその口付けに応え、優しく涼子の両肩に手を掛けてベッドに寝かせた。そして唇を離すとクスッと笑って
「相変わらずの恥ずかしがりようだね。」
と囁いた。
涼子は横を向いて目を逸らすと、
「そうよ。昔と変わらないでしょっ?」
と若さをアピールするのであった。
「体は大人っぽくなったけどね。キレイだよ。」
秀人は社会にでてから営業職に就いたせいか、少しは気の効いた台詞を言えるようになったようだ。
秀人はそう言いながら涼子の腕に残されていたブラを床に落とすと、両胸を直に愛撫し始めた。
「んっ、ぅんっ、はぁ…」
優しく揉みしだき、薄いピンク色の乳輪を指でなぞる。
「はぁ、うぅん…ふぁっ」
その中心にはハッキリと自己主張した突起がそびえているが、秀人はわざとそこを避け、焦らすように愛撫を続ける。
「…んっ、ぅんっ、はぁ、うぅん…ひ、秀人…」
その焦れったさに違和感を感じた涼子は思わず秀人を見つめる。
「ん?どうしたの?」
愛撫を続けながら秀人はとぼけた様子もなく答えた。
「、ぁんっ、んっ…あぁん。…もぅ、わかるでしょ…」
「言ってくれないと分かんないよ…」
またも乳輪に指を這わせながら意地悪く言う。指はわずかに乳首をかすめた。