小悪魔と忠実なるワンコちゃん-3
「鬼代人…」
いじめたくなって、テーブル下で素足を伸ばす。向かいに座っている、鬼代人のツナギに包まれた股間を目がけて。
「ぅお…っ?」
「あ、硬くなってる。いいね〜いいね〜健全な反応」
足指で器用に強弱を付けて揉みしだきながら、上目遣いでからかう。
シたい、シたいシたい。
先程プールで見た、鬼代人の裸体が忘れられない。きゅっと締まったお尻のカタチも良かった。
じゅくじゅく、ああ…あそこが叫んでる。
「…っ…!」
ぎゅっと拳を握りしめて、赤く泣きそうな顔でただ耐える鬼代人に構わず、ぐいぐいと足裏で押しつける。
「ねぇ?あたしが好きなら慰めてよ、あんたのコレで」
もう酔いなど、とっくに醒めた。
「ほ、本当にいいんですか…?」
「あんたも男の端くれなら、黙ってヤラレてなさい」
ラブホのベッドに突き飛ばして、鬼代人の股間を思いっきり鷲掴み。
「あうっ!…っ、ぅう…」
「ふふ、いい子ね」
立派に逞しくして……ああ、我慢できないっ!
揉んで揉んで、こね回して。
男の被虐に歪んだ顔がたまらなく可愛くて、鬼代人の脚の間に跪く。
湿っぽくなったパンツの内側で、あそこが切なく欲情している。
「明紅さん…」
熱い、熱くて硬っ…すごい!
Tシャツ下から覗いた肌に口づけて、汗とオイル混じりの男臭に、じゅんじゅん…また濡れてきた。
息が荒くなる。
「あんたのお宝を拝見しま〜〜すっ」
鬼代人のツナギを脱がす。
ちょっと手こずったけど、ボクサーショーツからピョンとはみ出たソレを握る。
あぁん、大っきい。
「ぅうっ…めい、こ…さん…」
ビクン、シーツに背中を沈めて呻く鬼代人。
「あんた、イイもん持ってんね〜。あたしでたっぷり使って愛してよ?」
既に先走り汁をもらしている先端を、ぐりぐり親指で弄っては咥える。
んん〜、口いっぱいの重量感。
これは多分、溜まってるわね。パンツがぬめって……んふっ、空っぽになるまで絞り出してやるから!
「ああ…熱、い、です…」
「くふっ、じゅ…っくちゅ…ん、ぐちゅぐちゅ…んん〜、じゅる」
わざといやらしく音を立てて、気づけば夢中でしゃぶっていた。
変なの、あたし。
フェラなんて好きじゃないけど、一生懸命シタくなる。
「っはぁ、め、明紅さん…っ、俺……出ちゃ、います…っ」
口内で熱く膨らんでゆく欲望。
焦った鬼代人の手が、あたしを退けようと頭を軽く掴んできた。
いやん、せっかくノッてきたのに…。
頬の内側の肉を意識しながら、頭を激しく上下して追いつめる。
「っ…っうぁ…っ…!」
「んむぅ!」
炸裂した濃いぃ奔流。
「…す、すんません…っ…出しちゃって…」
オドオドする鬼代人。
ううぅ、窒息しそうなほど生臭いソレは喉奥で絡みながらも食道へ下りて、うねうねとあたしの中を温かく犯す。
やだぁ……あそこがひくひくしちゃう。
ぼやけてゆく理性。
「ねぇ、鬼代人。あたしとシタい?」
性欲に短絡的な男は大嫌いだけど、今この時ほど、鬼代人にがっついてほしいと思ったことはない。