「ドMへの階段・・・」-42
「もっとちゃんと出せよ!」
「・・・・ぇ・・・・ぇ・・ぇ・・・」
やっと全開に舌を伸ばした。
凄まじい画だった。
目は目隠しをされ、手は後ろ手に縛られ、身体は亀甲の如く縛られ、
口元から顎から上半身やら太ももには、へばりついたネバネバのエズキ汁が
部屋の電気に煌々と照らされてテカテカと輝いている。
そんな妻が仁王立ちしているオレの目の前で正座して舌を出しているのだ。
「そろそろぶち込まれたいだろ?」
舌を出しながら、こくっと無言で頷いた。
「ちゃんと言えよ。!」
「・・・ぶち・・こまれ・・・たぃ・・・・」
鼓動が高まった。
相変わらず自分で言わせといて、
いざ言われると心臓がドキリとする。
それもまたドSのスイッチが入る音なのかもしれない。
オレは伸ばしている妻の舌目掛けて唾液を垂らした。
つもりだったが、鼻にぶっかかった。
「・・・ふあぁ!・・・あ・・・ぁぁ・・・・」
突然鼻にぶっかかった驚きと、
汚い唾液がぶっかかった嫌悪と、
まるで奴隷の如く扱われているという認識。
この3つが混合して出る妻のため息混じりのアエギ声に、
オレはいつも興奮させられる。
「じゃぁぶち込んでやるよ!」
そう言って妻の髪の毛を掴んで再度口にぶち込んだ。