狂人達の宴-11
プールでの出来事からひと月あまりが過ぎた。
春樹とルミは毎週火曜日にプールに訪れては、性交を重ねていった。
最初はプールで泳いでから行為におよんでいたが、最近では性交だけを行うためにプールに来ていた。
9月初め
「き、気持ちいい……もっと…」
春樹の中指がルミの花弁を激しく責める。溢れるぬめりが指にからまり、淫猥な音を立てる。
じゅぷ、じゅぷ、ちゃぽ
「ル、ルミちゃん…ボクのも…」
ルミは春樹の顔の辺りで跨ぐと、その小さな唇から舌を出して春樹の淫茎を舐めていく。
「ふう…うん…」
亀頭を口に含んだルミは丹念に舌で舐め廻して唾液のぬめりを与えると、剛直をゆっくりと出し入れする。
じゅ、じゅる、じゅ、じゅ
ルミの首の動きは次第に速くなる。
「ああ!出るよ」
春樹が言った摂那、ルミの口の中で亀頭は膨らみ、塊のような精液を放った。
「ぐっ……んん…」
ルミは夢中で春樹の精液を呑み下した。
そして、そのまま舌で刺激を与え続けると、再び春樹のモノは固さをとり戻していった。
春樹はルミの口から剛直を離すと、ルミの両脚を拡げて花弁を貫いた。
「ああっ!」
悦びの声を挙げるルミ。口元から唾液を垂れ流し、苦悶の表情で春樹に抱きつく。
ルミの膣内は入口がぎゅっと締まり、中はやさしく春樹を包み込む。その感触は飽きるという事が無く、自然と腰の動きが速まる。
「あん、あんん!ああ、あん」
快楽に酔うルミの表情は、妖しさを増して女の子から女へと変わっていた。
春樹のグラインドが速くなる。射精間近なのだろう。
「ぐっ、あああぁぁ!」
春樹が獣のような声を挙げる。途端に剛直を花弁から抜いた。
ルミは合わせるように身を起こすと春樹の剛直を握り、口の前で激しくシゴいた。
「あああっ!!」
春樹の精液が何度も飛んだ。ルミはそれを口に受け止めた。
2人はプール・サイドに倒れ込むと、しばらく動かなかった。
春樹がルミの髪をやさしく撫でる。ルミは荒い息のまま受け入れる。