紅館小話〜怒〜-3
『は、羽根箒の時………』
小さな声で呟くゼロ。
キュッ!
『ひぎぃぃぃ!!!』
私の指が、小さな陰核を強めに摘むとゼロは目を剥いた。
『嘘を言うんじゃないわよ! 鞭打ってた時から濡れてたってことに私が気付いて無いと思ったの!?』
『ご、ごめんなさい、スーちゃん………』
申し訳なさそうに謝るゼロをしばし睨み付けていたがまた元の悦楽の表情に戻して羽根箒を取る。
『あんた、痛みで感じちゃうのね〜 意外だわ、変態よね。』
『! そんなぁ! 変態じゃ………ひゃぁん!!』
抗議の言葉は途中で途切れた。
『でもさっきのは痛かったわよね〜? よしよし♪』
羽根箒の先が先程摘まれ赤く充血した陰核を撫でている。 その刺激から逃れようと身を捩るが今度は私に固定されているから逃げられない。
『駄目ぇ! それ駄目! スーちゃん許してー!
あぁ、駄目駄目ダメーーー!!!』
突然ブリッジするように身体思い切り反らせて硬直した後、硬直が解けてゼロはパタリとベットに横たわった。
口からは絶えず荒く息を吸っては吐き出していた。
『もうイッたの? このペースじゃあと30回はイクかもね。』
ゼロは私の言葉に反応する気力もないようで、口を開けて幾度となく荒い呼吸をして息を整えようとしていた。
『んむぅ!?』
だが私の唇がその口を塞ぐ。
私に休ませる気など更々無い。 イカせてイカせて暫くは足腰立たなくなるくらい責めるつもりだ。
そのためわざわざゼロだけは明日も休暇を取らせている。 それにしてもアルネさんがよく承知してくれたと、私は感謝している。
さてゼロの舌を捕まえて自分の舌と絡ませながら、指先はあるのか無いのかわからないゼロの乳房に這わせる。
これでも少しは成長しているようなのだ。
『最近は背も伸びたし、アソコに毛も生えたし。 あとはここよね。』
乳房を揉む、でも殆ど撫でているに近いかもしれない。
『にゃ……ふぁ……スーちゃぁん………』
可愛らしい乳首を私の指がくすぐるたびにゼロが吐息を漏らす。
(まったく、感じてる表情だけはもう大人の女よね。)
硬くなった乳首を私の舌が舐めたり口で吸い出した時、指は更に下へ移動しておヘソを一周してから繁みを撫でていた。
すでに愛液は太股を伝うほどに溢れている。 そんなゼロの腟に指を挿入すると、ゼロはキツいくらいに締め付けてきた。
『やっぱり、ね。』
謎めいた微笑み浮かべる私に対するゼロの表情は不安げだ。 まぁ、悪巧みしてるのだから不安にもなるか。
『よいしょ………と。』
私はベットに寝ているゼロを抱きかかえると窓まで連れていった。
『えっ………スーちゃん? あっ、や、やだよぅ!』
何故窓に連れて来られたか解らなかったゼロだが、窓の外を見てわかったようだ。
(やっぱり定番ね、羞恥プレイって。)
窓の外にはメイド達が育てている花壇があるのだが、今そこには紅様とシャナさんが来ていたのだ。
今は花を見ているが、こちらを向けばM字に開脚したゼロに気付くだろう。
『やだやだ! スーちゃん、お願い! なんでもしていいからこれはやめて!』
何でもしていい、う〜ん、この羞恥プレイの目的はその台詞を言わせることだったのだが。
あっさりと達成してしまった、なんだか面白くない気がする………
『やぁよ、貴女嘘つきだし。 そんな簡単に言われてもね〜』
面白くない私は意地悪をすることにした。
『そ、そんなぁ! ゼロゼロはスーちゃんに嘘なんてつかないもん! んにゃ!? だ、ダメ!』
後ろから手を伸してゼロの割れ目をなぞる。
『そんなに大声出したら、紅様にバレるよ。』
耳元で囁くと、ゼロは恥ずかしそうに口を閉じた。
本当に見られたくないようだ。
特に紅様には。