stand up to evil heart<少年時代・6-5
茜パ「………入れ。」
茜パパがそう言うと、数人の男達が入ってきた。
真「誰?」
真母「明日、あなたを護衛する人達だよ。作戦はだいたい、聞いているんだろ。」
真「うん。でも大人は駄目だったって…………」
真母「そう。だから途中まで。
最後は真……自分の力だけだよ。」
こうして、真は作戦を再確認した。
真「わかった。大丈夫。ピースチルドレンはまかせろ!」
こうして真の作戦会議は終わった。
真母「今日は、茜ちゃんと同じ部屋だからね。」
真「はぁ〜。それはちょっと……」
茜パ「ほら茜、これが鍵だ404。今日はまぁ………許してやるよ。」
茜パパが茜に鍵をわたし、背中を押し真の前に出した。
真「あっあの、なんてゆーか。」
茜「……行こう…真。……パパ、ありがと。」
茜は、真の手をにぎりしめ部屋を出ていった。
真「茜、好きだよ。」
茜「あたしも真だ〜いすき。」
2人は今までにないくらい笑顔で、404号室に入って行った。しっかり鍵を閉め……
この中で何をしたのかは、真と茜の秘密………
真母「真は茜ちゃんに尻に敷かれそうだわ。」
茜パ「茜は母親似で、泣き虫で、淋しがり屋、なのに、強くて、頑固で………」
真母「そうね、麗にはどれだけ苦労をかけられたか…………」
茜パ「神永さん、少しだけ飲みませんか?」
真母「いいですね。明日の成功を祈って。そして、子供たちの無事を祈って」
こうして、2人は飲んだ。
つらい過去……
悲しい現実……
大好きな人が敵。
今でも仲間だと思ってる。
だからこそ、戦わなければならない。
道を踏み外した仲間を助けるために………
夜が明けた。
とても大変な、つらいことが待っている。それでも、行かなくちゃいけない。
真、竜、茜、煉
大きな心を持つ
小さな少年達が
戦う……