stand up to evil heart<少年時代・6-4
茜パ「茜…パパはいつまでもママを愛してる。
それに、ママ、パパ、茜……家族の絆は永遠だ。……家族……大切なもの
だから、止めたい。こんな人を不幸にすることなんて………
茜……つらいけどな………わかってくれ。」
真「あんまりだ。なんだよ戦争って!
なんのために戦うんだよ!
なんで、そんなに馬鹿なんだ!
ふざけんなよ……」
真母「そう。私達は馬鹿だったわ。あの男の計画に気付いていれば。だから、この戦争は私たちの手で止める。麗を助けたい。
巻き込んでしまって、真に茜ちゃん。
ごめんね………」
母の過去を知った真。
父の死。
真は母の悲しみを知った。
真「……俺も、止めたい。
親友と戦うなんて悲しすぎるもんな。
そんな馬鹿な事あっちゃいけねー。
ちょっとだけど、お母さんの気持ち……わかるよ。」
真(もし………万が一、竜と戦う事になったら………
殺し合う事になったら……)
真母「大きくなったね。」
真「もう14歳だ。あたりま……あっ、やめろよ。」
真母が真を抱きしめる。
真母「いつのまにこんなに大きくなって………ありがとね…真。」
真母(あなた、私達の真はこんなに立派に育っています………
あなたみたく、やさしく………)
真(あったかい……これが、お母さんか。)
真も母の背中に手を回す。
真(お父さん、俺がお母さんを守るから。安心しろよ。
こんな戦い止めてやるからよ!)
……………………………
真の母親が手を離し離れる。
真母「ありがとう。」
真は初めて家族の温もりを知った。
つらいこと…………
悲しいこと…………
家族と一緒なら……