繋がり-1
あぁ‥‥‥
身のほど知らずとはこのことを言うのだろう‥‥
今更、何を期待していたんだ‥‥。
本当に自分の愚かさに腹が立つ。
私は何をしているんだ‥?
玄関のドアを閉め、鍵を掛ける。
上にも下にも‥‥
チェーンも掛けて‥‥
鍵なんか掛けたって逃げ出せる訳じゃないのに‥。
自分を閉じ込めてるだけなのに‥‥。
下唇から鉄の味がした。
蹲って動けない。
動けない‥‥‥?
動かない‥‥‥?
違う‥‥‥。
ダメ‥‥。
私は動いちゃダメ‥‥。
これ以上、周りを振り回して掻き乱しちゃダメ‥。
ほどなくして頬をつたうものは乾き、しゃくり上げた喉も渇いたから立ち上がった。
私はいつもそうだ。
私が自分から何かしようとするといつもうまくいかない。
私が何も望まなければ‥。