stand up to evil heart<少年時代・4-2
【ブァーーーン】
茜「パパ、車で……」
心配そうに窓から外を見ている。車でどっかに消えてしまった。それでも茜はずっと見ていた……
煉「それじゃ俺から話す。」
真「あいつらは何なんだ!?」
煉「ピースチルドレン。聞いたことはあるだろ?」
真(まさか?あいつらはこんな…………)
竜「……ただの噂だと思ってたのに。………じゃあ、おまえはそこの組織の奴なのか。」
煉「……そうだ。」
竜「じゃあ、おまえとその組織のリーダーとは、どうゆう関係だ。」
煉は少し悲しそうな顔をした。
煉「………兄弟だ。」
真(じゃあ、こいつが………)
茜「なんで?兄弟なのに。」
窓の外から煉の顔に視線を変えた。
煉「最初は、平和のため戦うとか言ってたのに、今は、たくさん人を殺しているんだ。……本当は兄貴は力を使って、国を乗っ取るつもりだったんだ。」
真「まじかよ。」
煉「だから、俺は兄貴を何度も止めようとした。だけど、届かなかった!」
真「……そういうことなら、俺らが手伝ってやるよ。」
竜「兄貴の妄想を止めてやるよ。」
竜(こいつの兄貴に会えれば……)
煉「………いいのか。命懸けだぞ。」
竜「借りを返さないと気が済まないし。」
茜「それに………仲間でしょ。」
煉「ありがとう。」
そして真がみんなの真ん中に手を伸ばす。
真「みんなで守ろう。」
竜「平和のために。」
竜の手が真の手の上に
茜「ずっと仲間。」
茜の手は竜の手の上に
煉「兄貴は俺が止める」
煉の手は茜の手の上に
真「これが誓いの証だ。」
4人は手を重ねた。
茜パバの車