stand up to evil heart<少年時代・3-2
茜(真………ありがとう。)
茜は少し落ち着き、真の頬にキスをし返した。
茜「天童君と待ってるから。」
そう言い、階段を降りて、竜のそばに駆け寄った。
茜「真!天童君生きてる!天童君は私に任せてね。だから、真はあいつらを………」
真「おぅ!」
真は親指を立て茜に笑顔を見せる。
茜も笑顔を見せる。
そして竜の応急処置を始めた。
真(茜にまかせれば、竜は大丈夫だろう……それより)
そして、真は前の2人を睨む。
真「おめーらは俺がぶっ飛ばす!」
5「黙って聞いてりゃ、ちょーしこきやがって。てめーじゃ俺に勝てねーよ。」
6「馬鹿な女だぜ。こんな奴信じてよ。それに2対1だっつうのによ。」
6は血のついた金属バットを構えた。
?「2対2だぜ。」
階段の上を見る。
6「何?」
5「No.1!」
6「No.3は本当につかえねーな。裏切り者さえやれねーなんてよ。」
真「おまえ!?」
A「手助けするぜ。けじめつけねーといけねーからよ。」
真「ふっ……わかった。頼む。」
そして、A&真vs5&6の戦いが始まった。
A「………」
【バァーン、バァーン】
階段の上から5と6に目掛けて、銃を撃った。
5「チィ。」
6「くそ。」
2人は弾を避け、廊下の角に隠れた。
A「今だ、逃げるぞ。」
真「えっ?」
A「いいから。早くしろ!あいつら2人を相手にするのは分が悪い。」
真「でも、あいつらは……」
竜「……お…れは……だい……じょ……うぶだ。……ごほっ……」
竜はか細い声を振り絞って、真に言った。
真「竜!気がついたのか!」