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愛した人は一人だけ。
【悲恋 恋愛小説】

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愛した人は一人だけ。-7

【ピーポピーポ】

救急車内。

「優!大丈夫だからね。助かるからね。」
恵は病院に着くまでずっと手を握っていた。

5時間後


優の手術は終わった。


「優、なんでよ、Hするって言ったじゃん。優のために、とっといてるって言ったじゃん。恵ね、いつも優に助けらてるよね。優がいたから、今の私が、いるんだよ!目開けてよ!」
恵は優がいる病室にいる。

恵を恵のお父さんが抱きしめる。
「ごめんな。もっと優君を家にいさせておけば。………優君……君には本当に感謝している。……ありがとう………」

「パパぁぁ」

恵はお父さんの胸でずっと泣いている。

もう会えない。
恵の笑顔取り戻した優には。
あの笑顔にはもう会えない………



5年後


「ママぁ」

「勇、もう行くわよ。今日は、お父さんに会いに行くんだから。」


恵はいま22歳、あの時妊娠をしてしまった。
レイプ犯の子供だ。
それでも、産んだ。

その子を勇樹と名付けた。4才になった。

恵は勇樹にお父さんを優だと、言っている。
立派なパバなんだよと。恵はあれから、優以外の男と付き合わずに社会人になった。



そして、これからも………優だけを


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