愛した人は一人だけ。-5
「くっ。」
優の口から血がでてきた。
「あいつは、元ボクサーなんだぜ。」
Cが、腰を降りながら、そして笑いながら恵に言う。
「優!もうやめて。私はどうなってもいいから、優には手を出さないで!」
恵は泣きながらAに言う。
「だとよ。彼氏さん。彼女に免じて、お前を返してやるよ。」
Aは優の髪を掴み、顔をあげる。
「ぶっ……す」
「あぁ!?」
「ぶっ殺す!」
優はAを睨む。
「ふっ……おらぁ」
また優がAに殴られる。
「おらぁおらぁ」
優を殴りまくる。
「ぐっ!」
口から大量の血が飛び散る。
「やめて〜死んじゃうよ。優が死んじゃうよ。」
恵が泣き叫ぶ。
「あ〜なったら。もう止められねーよ。」
Bが恵に呟く。
「……………いや……………」
もう言葉にならない。
「ふぅ〜。」
Aが恵に近寄る。
優は動かない。
「ごめんね〜。調子のるからやっちゃった。」
恵は涙を流すだけ、何もしゃべらない。
それでも、BとCは恵を犯す。
「次は俺にやらせろよ。」
Aがベルトを緩めズボンを脱ぐ。
「恵ちゃん。強い男の方がいいよ。」
「………………」
何もしゃべらない。
「うっうしろ!」
Bが叫ぶ。
「おらぁぁぁ。」
優がおもいっきり、Aを蹴り飛ばす。
「ぐぅ〜」
Aが横にふっとんだ。
そして、BとCもぶっ飛ばした。