『ロマナスの末裔』-11
(お父さんの…)
彼女は父親の淫茎をそっと指で持つと、顔を寄せた。唇をゆっくりと開くと震える舌を出して、淫茎に這わせる。
(お父さんの…汗の匂いが…)
麻美は淫茎が徐々に膨らみ始めると、今度は亀頭を口に含んでカリを舐めだした。
当然、自分への刺激も加えながら、
「ふんん…ん…」
その時、慎吾は夢を見ていた。夢の中で晶子と交わっていた。
「…あぁ…キツイよ。晶子…」
慎吾は腰を振り出した。娘にされる愛撫を夢の出来事として身体が反応していた。
「あぁ!だ、出すよ」
そう言った瞬間、慎吾の亀頭は膨らみ欲求を吐き出した。麻美は喉の奥で父親の精液を受け止めた。
塊のような精液が麻美を襲った。
「ぐっ…んん…」
麻美は夢中で飲み込もうとしたが、喉に絡まりむせてしまったためか、ひどく咳込んだ。
「…ケホッ!ゲホゲホッ…」
娘の異常に慎吾は夢から覚めた。
「まだ、風邪がひどいのか?」
慎吾は心配気に言うと、ナイト・ランプを切り替え明るくした。
途端に表情が変わった。麻美が裸で自分を見つめていたからだ。
ナイト・ランプの柔らかい明かりが、豊満な肉体を妖しげに映していた。
「麻美…何を…」
慎吾は驚きのあまり声が出ない。
「お父さん…」
麻美は言った。その表情は、どこか寂し気だった。
「私…これ以上、自分をごまかせ無い…」
「おまえ、何を言ってるんだ!私達は…」
麻美は慎吾の言葉を制した。
「親子よね。でも、どうしようもないの!」
麻美は感情を爆発させると、再び慎吾の淫茎を口にくわえて首を激しく上下させる。
「あ、麻美!止めろ!」
慎吾は麻美の身体をひき剥がそうとする。が、麻美は身体を反転させると、慎吾の身体を跨いだ。
慎吾の鼻先に麻美の秘部が露になった。それはすでに大きく口を拡げ、蜜がトロトロと垂れていた。
慎吾にとっては久しぶりの甘い匂いだった。
ぶっ、じゅる、ずるっ
麻美の愛撫は激しさを増して、いやらしい音を立てていた。慎吾の淫茎は再び反り立った。