強要編…1-2
「松本さん、白なんてはくんですね」
あたしはちょっとムッとした。
確かに黒とか赤が多いけど、どういう意味よっ!!
「逆にエロい…」
「やめなさいってば!…あっ!」
ソファーに座らされて、両手首を上げさせられる。
「んんぅっ…」
真鍋はあたしの右に座って、キスしながらシャツのボタンを外して。
プツッ…という音がして下着のホックが外れる。
「どうしたのよ、真鍋っ…やっ…」
「濡れてる」
真鍋がニヤリと笑う。
キスは胸にたくさん降ってきて、真鍋の右手はあたしのそれを下着越しに触って。
「真鍋っ、やめなさっ…んん!」
あたしは胸の黒ずんだ部分をきつく吸われながら。
「嫌っ…んんっああっ」
下着はどんどんいやらしい体液で汚れてく…
脚がどんどん開いて。
「社長が来たらっ…お願いっ、だめっ…見られたらどうするのよっ…」
「社長は会議ですよ。
それに、松本さんは社長のこと『社長』なんて呼ばないくせに…雪人って呼んでたじゃないですか。
コピー室で抱き合ってましたよね?」
「見てたの…?!」
「見てましたよ」
また胸をきつく吸って、あたしの下着の中に手を差し入れて。
「あ、…ああっ」
「こんなに濡らして…いやらしい人だ、あなたは。
社長室で犯されて腰をくねらせて」
…真鍋…嫉妬してるの…?
「んんっ!あっ」
「こんなに指をくわえ込んで…
ここで社長ともこんなことしてたんじゃないんですか?」
「ああっん、は…ぁあ。
してないわよっ…そんなこと…んっ」
…あたし、真鍋がこんなに嫉妬してくれてるのが嬉しい…
真鍋はソファーからおりてあたしの脚を広げると下着越しにキスしてきた。
「いやらしい匂いがする…」
…真鍋…あたし我慢できな…い。
「そんなこと言っちゃ、いや…は…ぁ」
ううん、もっと言って、もっと犯して…
「真鍋…」
もっと独占欲を感じたいの…
「脱がせますよ」
乱暴に下着を脚からはぎ取ると、指でそれを広げる。
「社長は…これをどうやって舐めてたんですか?」
「ああぅっ!!」
乱暴な舌づかい。
真鍋にしか、あたしはこんなこと許さないんだから…
やっぱりまだあなたはわかってない。
「はぁっああっ!!
ソファー汚しちゃうっ社長にバレたら…」
本当は…
バレてもいい。
別に雪人に見られたってかまわない。
あたしは真鍋の前なら、こんなに乱れられるのよ?
「あぁっ…真鍋っ…や…ぁ…んっ…」
体がビクビクする。
真鍋を感じたい。
指を、その舌を、その体を…
真鍋は唇を離して、ベルトを外す。
あたしの体にまたがるようにしてソファーに膝をつき、あたしの唇の前にそれを近づける。
「んふっ…」
独特のにおいがしたかと思うと、あたしの唇の中に否応なくそれが侵入してくる。
「んむっ…う…ん」
あたしは自分から舌を使った。
「松本さ…ん、あ…ぁ」
あたしの喉の奥まで…あなたでいっぱいにして。
そして…あたしの中をあなたでいっぱいにして欲しいの…
あなたじゃなければ嫌。
…真鍋、あたしがどれだけあなたを好きかやっぱりわかってない…
真鍋はあたしの唇からそれを抜くとポケットからコンドームを取り出し、装着する。
…準備いいわね、全く。
そんなにあたしとしたいの…?
と心の中でちょっと笑ってしまった。