SLOW START-2
「本当はこういうの好きじゃないけど。焦ってそこら辺のやばいのとヤッちゃうよりはね〜」
呆れたようにさくらが携帯を取り出した。
「さくら様〜!!」
あたしはありがとうを言ってから付け加えた。
「出来れば、バンドやってそうでオシャレでちゃんと定職についてて、そんで…」
「うるさい。黙れ。贅沢言うなよ。」
「ですよね〜。あ、次何飲みますか?さくら様〜」
「調子いいやつ。」
それから二人でしばらく飲んで終電で帰る事にした。
さくらと飲んでから2日後、仕事が終わり家についた。
携帯を見るとメールが着ていた。さくらだ。
【晶の条件全部満たすのは無理だから。とりあえずタイプっぽいの紹介するよ。メアドはあっちに教えたからがんば〜】
久々の恋愛沙汰にドキドキしながらメールを待ってみた。
が3時間経っても携帯はな鳴らない。
「なんだよ。来ないし…もう風呂だ!!」
あたしはやる気が空回ってしまったのでお風呂に入ることにした。
シャワーを頭から浴びてからボディソープをスポンジにつけた。
体を洗いながらフッと考える。
…もし、もし紹介された人と上手くいって付き合う事になったら、つまりエッチするって事に…
自分の体を見た。
胸はそんなに大きくないけど形はいいよね…
くびれだって何とかあるし…
お尻はムチムチしててまぁ…
あたしは今まで経験が全くなかった。
一人でした事さえもなかった。
そっと胸に触れてみた。
触り方は分からないけど自分で気持ちのいい場所を探り当てていく。
乳首のまわりをくるくる触ってみる。
キュンとうずいて思わず太股に力が入る。
手をどんどんずらし下へと指をのばした。
…やば、ちょっと毛濃いかな…
そんな事を考えつつ指の先が何かに触れた。瞬間、体がビクっとした。
なんだろ…これがクリとかいうやつかな…気持ちいいかも…
もう一度、ゆっくり触ってみる。
「あっ」
気持ち良さと自分の発した声に驚いた。
一人なのに誰か見ているんじゃないかと恥ずかしさが込み上げる。
でも、もっと…
あたしは23歳にして初めて知った快感に指を動かし続けた。
クリを指の腹でゆっくりこする。