きっと、そう〜気持ち〜-5 一瞬なにが起きたのかわからず、瞬きをしない癒芽。 「お前には負けるよ。」 癒芽をそっと離し、荷物を持つ。 「ほら。帰ろ?」 手を差し出し癒芽を呼ぶ。 癒芽はその手を取った。 2人は、微笑みながら歩きだす。 やっと掴めたこの手。 離さないと夕日に誓った日。