僕らの日々は。〜僕と彼女と食パンと〜-3
「……パンの話してたら何だかお腹減ってきたわ。お菓子あったかしら」
そう呟くと一葉は台所へと消えた。
…数分後。
「おかえり。何かあった?」
「えぇ。とっても良いモノがあったわ」
「へぇ。何?」
にんまりと笑って一葉は隠していた物を取り出した。
「食パン。」
……ちなみにこの後、一葉が暗記パンと称して本当にノートに押し付けたパンを僕に食べさせたりした。
…のだが、以外にもその時の印象が強く残っており、その食べさせられた範囲はちゃんと覚えていたので結果オーライ。
その代わりというか、その日からしばらくの間、
食パ〇マンが『食パンで遊ぶ奴は許さない!』と言いながら僕の口に大量の食パンを詰め込んでくる…………という悪夢が続いた。
嫌がらせか、食パ〇マン?
『僕と彼女と食パンと』 完