心の安定-2
精神的安定を私に与えてくれる人は斎藤さんたけ。
もちろん仕事の関係なのは理解してるし、困らせるつもりはさらさらない。営業はとにかく忙しいし。
ただ顔がみたくて、会いたくて、仕事帰りに事務所に顔を出しに行くと嫌な顔せずに急いで出てきてくれる斎藤さん。それだけで疲れふっとぶよね。
仕事の話だけだったのがいつのまにか家族の話やプライベートな事を電話するようになって、自然と当たり前になってきた。
斎藤さん約束の時間にかけると仕事中でもすぐ電話出てくれるから平気なのかなぁとか思いつつ（笑）
おかげでいつの間にか支店に行くと内勤、営業関係なく声かけてもらってるし、困ってる時はとんでもない仕事頼まれるし。
昔と違って時給は上がるし、今のポジションも悪くない。営業しだいでこんなにも変わるのかと思うくらいだ。
それに斎藤さんは3つ上で25歳だし、彼女もいないって！いたとしても忙しすぎてデートなんてする暇ないからなぁって・・わかってるけど、はっきり聞くと淋しい。けど、問題ないから嬉しい。
初めてスタッフとしての実力や能力を認めてくれて、一緒にいて落ち着くし、飾る必要もなく、仕事以外でも大切にしてくれる人と付き合えたら幸せだろうなぁなんて思ってしまう。
しかもマジメで素直で怒ると恐い。照れる仕草やタバコを吸う時の手が好きだし、営業車に乗ると足が窮屈そうになるトコは可愛いし、運転は得意だけど、ちょっと乱暴だったり、自分の心配されるのはあんまり好きじゃないトコとか、まだまだ何も知らないけど、斎藤さんだったらいいとこも悪いトコも受けとめてあげられるし、なんだかんだ言って受けとめてくれると思ってしまう。
他愛無い会話が楽しくて、私が疲れ切って辛い時なんか、何も言わず抱き締めてくれた。もうこの人じゃなきゃ私はダメなんだよ。
愛してるってこーゆー事なのかもしれない。難しい事じゃないのかもしれない。
こんな人を私はずっと求め続けてきたんだと思う。
他の人のものになる前に頑張らないと！斎藤さんにだけは私をちゃんとみていて欲しいから。
END