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桜幻影
【女性向け 官能小説】

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桜幻影-2

公園で美香を探す。こじんまりとした公園だから、間もなくベンチに座っている美香を見つけることができた。
美香は僕の姿を見ると笑顔で手を振りながら、
「遅いよー、待ちくたびれた。」
と言った。ゴメン、と言いベンチに座った僕は、いつになく緊張していた。
さっきまでは普通に会話できたのに、今はぎこちなく会話が続かない。二人の間に沈黙が流れる。
いつも女を落とすときの口説き文句はどうしたんだ、しっかりしろ、と自分を奮いたたせる。
その時風が吹き、公園の周りで咲いていた桜を散らした。まだ4月になったばかりの風は冷たかった。
「寒くない?」
僕は美香の肩を抱いた。
「大丈夫だよ。」
と美香は僕に寄り添ってきた。美香の身体から甘い香水の香りがして、僕の胸をくすぐった。

僕は意を決した。美香の顔を引き寄せ強引にキスをした。美香は僕のキスを受け入れて、舌を絡ませてきた。
僕の中で、何かが弾けた。
美香のワンピースの上から、胸を揉んだ。それじゃあ物足りなく、ワンピースをまくり上げ、ブラジャーをずらし、直に柔らかな胸を揉んだ。
「あぁ…ん…」
美香は吐息をもらし始めた。僕は調子に乗って、パンツの中に手を入れた。すでに熱い液体で湿っていて、指先に絡み付いてきた。滑りのよくなった指で、美香の固くなったクリ○リスを優しく擦ると、熱い液体はとめどなく溢れ出てくる。

美香が突然、僕の膝の上にまたがってきた。ズボンの上から、僕のモノをいやらしい手つきで触りながら上目遣いで、
「ねぇ…入れよう。」
とねだってきた。僕のモノはすでに硬く膨張していたが、冷静に考え、
「ホテルへ行こう。ここじゃ人目もあるし。」
と提案した。
しかし美香は、
「ここで入れよう。我慢出来ないよ。」
と、濃厚なキスをして僕の耳を噛んだ。
僕はズボンを下ろし、美香の割れ目にぺ○スを擦りつけると、下から一気に突き上げた。
「あぁん。はぁぁ。」
と、突き上げるリズムに合わせて吐息を洩らす美香と、もう一度唇を重ねた。
僕の背中にまわしていた美香の腕が、ぎゅっと僕を締め付けた。同時に美香の中がビクッビクッとした。
ほどなくして、僕も絶頂に達しようとしていた。
美香の中からぺ○スを引き抜くと、美香は僕のぺ○スをくわえ、ジュボジュボと吸い上げた。その美香の口の中に多量の精液を放出した。

その日以来、僕達は付き合い始めた。後から聞いた話では、美香も高校時代から僕に好意を持ってくれていたらしい。
僕は美香を本当に愛していた。女遊びを一切やめて、浮気も全くせず、美香だけをみていた。多分、美香も同様に、僕の事を愛してくれていたと思う。
そんな幸せな生活が2年を過ぎようとしていた。

年末で、お互い仕事が忙しく、なかなか会えない日々が続いていた。
3週間ぶりに会ったクリスマスイブ。
最近引っ越したばかりの、僕の賃貸マンションで、美香の手作り料理を堪能していた。
美香の作ったシチューを食べながら、美香がさっきから殆んど何も口にしていない事に気が付いた。
「食べないの?このシチュー超うまいよ。」
「うーん、最近食欲ないんだよね。仕事が忙し過ぎて疲れているのかなぁ。」
美香がため息混じりに言った。確かに久々に会った美香は、ちょっと元気なかった。肌荒れがひどくなっていたし、顔色も悪かった。
でも、僕はこの時、まだ知らなかった。
何も。
気が付かなかった。


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