後輩との秘め事…2-2
「は…ぁ、…あ…」
「こんなに締め付けて…」
確かにあたしのそれは真鍋の指を千切ってしまいそうなほどに、指をくわえ込んでいる。
それなのに真鍋は、あたしの中で指を無理矢理動かした。
「や…あっ!!」
ギュウギュウと締め付ける中で指が無理矢理動き、あたしは激しく指を噛む。
「そんなに噛んでると血出ちゃいますよ」
真鍋は愛撫している手と反対の手で、あたしの手首をつかんで唇から指を離した。
手首をつかんでいても反対の手の指はあたしの中で休まない。
じっくりと時間をかけて愛撫した後、真鍋があたしのそれから指を引き抜くとあたしの手を壁につかせた。
ヒップを突き出したような格好になり、下着とストッキングを一気におろされる。
真鍋はしゃがむとあたしのヒップにキスをして、そしてあたしのそれに舌を近づけた。
「あ…あっ」
舌の感触が伝わる。
何故だか優しく感じてしまう。
「や…は…ぁ、真鍋っ…」
もっと強引にされてもいいって感じてはしまうのはなぜ?
誰かから必要とされたいって感じてるから?
…そのうち真鍋が唇を離しその場に立つと、あたしの後ろでカチャカチャとベルトを外す音がした。
「…ゴムつけるんで待って下さい」
あたしは思わず、ふふっと笑う。
「…何ですか」
不機嫌そうにあたしに尋ねる真鍋。
「いや、トイレに押し込んでこんなことしてる割にそこはしっかりしてるんだなって」
「…エチケットです」
そう言うと真鍋はあたしの腰を引き寄せる。
「真鍋不意打ちっ…」
ズン!と重くて痛みに似た、けど甘い感覚があたしの下半身を襲って。
「あっあっあっ…不意打ちっ…ひど…い…
もぉ…」
「松本さん…が…笑う…からっ…」
2人の吐息が激しくなる。
…もう、この快感にずっと身をまかせていたい。
セックスがこんなにも心地いいなんて…
「うっ…んっあっあっあっあっ」
「松本さ…ん」
この胸の高鳴りは…何?
「松本さん、イキますっ…」
「あっ…!」
真鍋がそれを引き抜いた瞬間あたしの膝の力が一気に抜け、トイレの床に膝をつく。
「大丈夫ですか?!」
あたしは何も答えなかった。
ただ、じっと真鍋を見つめる。
…もっと、もっとあたしを愛して欲しいって思ったの。
「松本さん?!」
あたしは真鍋のそれについてるコンドームを外して、小さくなったそれを吸うように愛撫する。
「んっ…松本さん…?」
「…ふふ、きれいになった」
あたしの小さな気持ちの変化はまだ真鍋には教えてあげない。
まだあたしの中でも確かではない、何だか胸をチクチクするような…
それが何だかあたしにもわからないから。
いつか、教えてあげるときがくるのかな…