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サイカイ
【鬼畜 官能小説】

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サイカイ ―第1章―【再会】-4

「舌に洗濯鋏つけて、鼻フック付けたらもっと間抜けになるぞ。はははっ」
兄貴はそういうと、部屋に置いてあった革のベルトを持ち、真希の尻に奮った。
 パシンッ
「ぃ痛ぅ…。」
真希は痛そうな表情をするが、姿勢を崩すことはなかった。
「お前が話してやれよ!3年前から全部。」
真希は目を瞑り、首を横に振った。
3年も前から二人は関わりがあった。俺はその事にビックリした。3年前と言えば、兄貴が中3で真希が1年…。
(中学が関係あるのか?同じ中学なら真希が3年の時に俺が1年で…兄貴がなんかしてたら噂にくらいなりそうなんだけど。)
俺は、ますます早く真相が知りたくなった。
「…ったく。どっちにしろお前の説明じゃ昭は喜ばねぇか。俺が話すか…めんどくせぇ。」
 パシンッ
「ひぃっ!」
さらに一発、真希の尻に鞭打つと、兄貴はベッドにドカッと腰掛けた。
「真希!話さないんなら『空気』だ。」
「…はい。」
俺は空気の意味がわからなかったけど、兄貴の命令に真希は立ち上がると、部屋の隅に移動した。そして俺達に背を向け、つまり壁側を向いて、壁に鼻先が軽く当たる位の壁に近い距離に立った。それから手を後ろにまわして、尻を左右に開いたかと思うと、左右の人差し指と中指の計4本でアヌスを大きく広げて見せた。ぽっかりと、オ○ナミンのビンが軽く入りそうな程大きく、その排泄器官は口を開けていた。尻の穴はこんなにも広がるものなのかと衝撃的だった。
「昭、これが空気の姿勢だ。ツレ達と真希を使ってると、最初はいいんだけど、飽きてきたら邪魔だろ?麻雀したり喋ってる時には、真希の居場所ないからな。無言でジロジロ見られてるのも嫌だし。
だから、こうやって空気みたいにいないものとして、待たせとくようになったんだ。徹マンの時なんか、あいつ5時間近くああやってるんだぜ。」
皆が騒いだりしている時、独り裸で壁に顔をつけて立っている気分はどんなものなんだろう。しかも自分で尻を開くという屈辱的な格好をさせられていながら、空気のように無視される。おそらく兄貴はそういう(放置)プレイとしてではなく、本当に真希の存在がないものとして、ツレと遊んでいたんだろう。
恥ずかしいとかそんなのの前に、人としての尊厳なんかあったもんじゃない。卑猥な格好を強要されているにも関わらず、見向きもされない。女としてのプライドは打ち砕かれるだろうし、もし俺が女なら虚しくて泣いていると思う。俺は改めて兄貴は酷い男だと思った。
「さてと…何から話そうかな…。えーっと。あ、ちょっと待った!」
兄貴は何かを思いついたらしく部屋から出ていった。兄貴がいなくなっても真希は身動き一つしない。
「真…義姉さん!」
無言の雰囲気に耐えきれず、真希に声をかけた。姉とは思えなくなっていたので、呼び捨てで呼びかけそうになったけど、一応義姉さんと呼んだ。
「…。」
「なぁ、真希義姉さん!」
真希は、俺の呼びかけに、ぴくりともせずに沈黙をたもっていた。
「おい!義姉さ…」
返事すらしない真希に腹を立てて、大声をあげた時に兄貴がノートパソコンを持って部屋に戻ってきた。
「昭、何一人で騒いでる?空気が喋るわけないだろ。空気は空気なんだから。俺がいいって言わなきゃあいつはずっと空気だ。」
たぶん、これまでも同じ様な事があって、兄貴がいなくなって気を緩めて話したりして、後からそれを理由に酷い事をされていたんだろう。だから俺が話しかけても、反応すらしなかったんだ。
「そういう事は先に言えよ!大声出してバカみたいだろ。てか、パソコンなんか何に使うんだ?」
「口で説明するだけより、写真とかあった方がわかりやすいだろ?ツレにパソコンに詳しい奴がいるから、そいつに写真とかムービーを、全部この中にまとめさせてある。このフォルダーだ。ちゃんと年代順にしてくれてあるから、観ながら聞け。」
「おぉ。」
兄貴はパソコンを俺に渡すと、再びベッドに腰掛けた。
そして、兄貴と真希がなんでこんな関係になったのか、すごく楽しそうに、そして自慢気に話し始めた。まぁ、兄貴が自分の悪事を俺に得意そうに話すのは昔からの事なんだけど...。


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