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カーテンと机とつぶれた気持ち
【青春 恋愛小説】

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Liebes schmerz-3

千葉奏人‥。
背は170後半くらい。
髪はちょっと茶色いけど染めたんじゃなくて、生れつきっぽい。
黒縁のメガネをかけてる。
うーん‥あたしは結城君より千葉君のほうがカッコいい気がするけどなぁ‥。

まぁ、結城君も普通にイケメンだけどね。
男の子なのに睫毛長いし‥鼻高くてキレイだし‥ファンがいるのもわかるなぁ‥

「何‥?」

「ふへぇ!??」

「ふへぇじゃなくて、俺の顔になんかついてる?さっきからずっと見てるみたいだけど」

「ぁあー‥結城君て千葉君と仲いいの?」

「うん。なんで?」

「ぃやッ!!なんでもない‥ですよ‥?」

「ふーん‥」

ふーんって言いながら悪戯に笑う結城君はすっごくカッコよかった(千葉君の次にね!!)

「佐倉‥。」

「なっ‥なに?」

「顔、真っ赤。」

「えッ!??」

「好きなの?」

「えぇッ!??そんなッ‥そういうんじゃ‥なくて‥」

あたし今、絶対顔が赤い。

「ははッ!!なんか必死だし。アド教えようか?」

「え‥いいの?」

「別にいんじゃね?奏人には俺から言っとくし。」

「本当ッ!??教えてッ!」

「ははッ!佐倉って本当にわかりやすッ」

「う゛ーん‥誰にも言わないでよ?」

「はいはい。これね、アドレス。」

「ありがとッ」



見つけたその日にアドをゲットしちゃった‥。
ヤバいッ!!今日のあたしめっちゃ、ついてんじゃん♪

今日は急いで帰んなきゃ!!





「ただいまッ」

家に帰るなりすぐあたしは携帯に千葉君のアドレスを登録した。

あたしのアドレス帳のタ行に千葉君のメモリがある。何度も携帯を開いてそれが夢じゃないことを確認するあたし。

なんだか一人でにやけちゃうなぁ‥。
まだメールしてる訳じゃないのに。

最初になんて送ればいいのかな?
ここはかわいくデコメとか?でもしょっぱなからデコメとか引くよね‥。

うーん‥。


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