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彼女は小説家をめざした。
【その他 官能小説】

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彼女は小説家をめざした。-2

スカートの裾から手を入れると、彼女の太モモを手で触った。一瞬、"ビクッ"と反応したが、それきり抵抗もなかった。

彼女の太モモはしっとりと汗ばんでいた。スポーツをやっていたためか、ほどよい弾力が手の平に跳ね返ってくる。
理恵の口から吐息が漏れ出した。オレは彼女の耳元で囁いた。

「どうだい?…男に触られるのは…こんな事…頭の中だけじゃムリだろう…」

理恵は何も言わなかった。オレは続けて訊いた。

「…もっと続けるか?」

彼女は吐息を漏らしながら、黙って頷いた。
オレはスカートの中の手を内モモの奥へと滑らせた……



理恵と知り合ったのは3週間ほど前、オレの住む地域で毎年行われるバレー・ボール大会に、オレはかり出された。
その時のチーム・メイトが彼女だった。

大会後、懇親会と称してバーベキューが行われた。アルコールも手伝ってか、オレも含めて参加メンバーは和気あいあいとゲームの反省やお互いの近況を語り合っている。
どのくらい経っただろうか、ほとんどの者が、まだコンロの前で呑み喰いしていたが、オレは椅子に座って休んでいた。

その時、オレの視界に缶ビールを持つ手が飛び込んできた。理恵だった。

「ハイッ、どうぞ」

「ありがとう…」

オレは彼女の手からビールを受け取るとフタを開け、一口呑んだ。理恵は椅子を持ってきて、オレのとなりに座った。

「今日はおつかれ…!」

挨拶をと理恵を見たオレは慌てた。彼女はビールを呑んでいたのだ。
オレは声のトーンを落として彼女に言う。

「そりゃ子供の飲みモンじゃねぇぞ…」

理恵はにっこり笑うと、

「良いじゃないですか!今日ぐらい」

(そうだな、今日くらいは…)オレは最初の話題に替えた。

「君、バレー上手いなぁ」

「エエ、中学までバレー部だったんで…」

「やっぱりなぁ、動きが全然違うもの…じゃあ今もバレーを?」

「いえ、高校では文芸部に入ってます」

「ヘッ?」

(変わった娘だなあ。体育系から文系とは…)

「失礼な質問だけど、何故にバレーから文芸へ?」

「元々、文学が好きで…中学の頃はエッセイとか書いてましたから」

「それで文芸部に…」


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