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カーテンと机とつぶれた気持ち
【青春 恋愛小説】

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携帯電話-2

はぁ‥‥‥

今日は濃い1日だったな。朝、山田さんと視線を交わしたことに始まり、圭佑の思わぬ発言、公園で泣きじゃくって、山田さんと手を繋いで帰宅。

俺、山田さんと手繋いじゃったよ!??

どうするよッ!??

痛ッ!!

何やつッ!??

‥‥‥あっ‥‥携帯‥。

拾って山田さんが来てとっさにポッケに突っ込んだんだ。

それにしてもこの携帯‥‥誰のだろう‥。
白くて、四角くて、ストラップもプリクラも何も付いてない。

この四角いのがポイントだよね。
この角ね、ここ。
俺の右足の太ももに食い込んできたの。

初めて山田さんと手を繋いだ喜びに悶えてる俺を一気に現実に引き戻した痛みの原因。


ブーブーブー
着信:自宅


えッ!?
えぇぇぇッ!???


どうするッ!??
某カード会社のCMみたいにカードがほしい!!(切実)

とりあえず出るしかないよね‥持ち主は困ってるもんね。
そりゃ、携帯がなくなったらかけてみるよね‥。



‥‥‥‥よしッ!!

‥‥

‥‥

‥‥

ピッ

「もしも『プープープー‥』」

‥‥‥


だぁぁぁっ!!!

何やってんだよッ!!!

いつもやることなすこと、遅いんだよッ!!
出遅れてんじゃねぇよッ!!
人生において大切なのはタイミングなんだぞ!??


かけ直す??

それともほっとく??

うーん‥‥かけ直すかぁ‥


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