愛する人。-6
「ん…ッ」
何度も何度も私の存在を確かめるかのように、愛しそうに…。
「要…」
私は要の首に指を這わせ、ネクタイを外した。
「エッチ…しよ?」
中途半端に焦らされた身体は、要を求めてしょうがない。
「本当は会社で…とかありえないけど、嫉妬してる要みたら…我慢出来なくなっちゃった。」
「ちは…」
「ここまで脱がしといて止めるのなしよ?」
(私、下着姿だし。)
「あ…」
私は彼のワイシャツのボタンを外していく。
「そうだよな…。」
彼は私の姿を見るなり苦笑して、じゃあ…いただきます。とブラを外した。
「ん…ッ」
やわやわと胸を揉まれる。
でも、正直、私は愛撫なんかいらなかった。
(だって…もう十分濡れてる…)
普段愛撫されない背中を攻められたからだと思う。
「要…もう…」
私は彼の腕に指を絡めた。
「もういいの?」
「いいよ。」
彼はズボンを下ろし、自身を取り出す。
「あ…ん」
陰部に触れただけで、膣が疼いた。
「いれるよ…」
「うん…」
ぐっと膣が広げられ、彼自身が私の中に入っていく。
程よい圧迫感と、押し寄せる快感で意識が飛びそうだ。
「あ…」
彼からも吐息がもれる。
「要…」
「動いて…欲しい?」
「ん…」
私は頷いた。
彼は浅く腰を動かし始める。
「ッ…ぁッ」
届きそうで届かないイイポイント。
私は彼に足を絡めた。
「もっと…もっと深く…」
「千晴…ッ」
「ね…」
「わかった…からッ」
彼の顔が歪む。
「出そう?」
「…お前ん中、良すぎなんだよ…」
彼は私の足を掴んで、引き上げた。
「あッ…ひゃあッん」
さっきよりも深く挿入される。
「あッ…いいッ」
激しく腰をぶつけられると、もう理性なんて消えてしまう。
「あッ…あッ…」
私の口からは、もう喘ぎ声しか出なかった。
「ッ…んッ…あッ」
「千晴…ッ出るッ」
「うん…ッあたしもイっちゃ…うッ…」
彼は私のいい所を激しくぶつけてくる。
「んッあッあぁッ…」
「イ…くッあッ…」
私の中で、彼が大きく脈うった。