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《本当は君が…》
【純愛 恋愛小説】

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本当は君が…恋愛偏〜2-2

「「……………………」」貴春たちとの待ち合わせ場所まで俺たちは無言だった。待ち合わせ場所に着くと貴春たちは先に来ていた

「遅いぞッ!………由樹ちゃん!その浴衣、すっごい似合う!!…あっ!あそこにいる子も可愛らし〜い☆」

―ゲホッ!

一瞬、友香の拳が貴春の腹にメリこんだ
「じゃッ…じゃあ行きますかッ…ゲホ………」

貴春は痛がりながら歩き出す。4人は全屋台を見て周った。俺と由樹は無言のまま…

「…よしッ!これから自由時間と言う事でッ!9時にここな?行くぞ友香!」

貴春は友香に手を差し出し、繋いだ後2人はイチャイチャしながら行ってしまった

俺たちは「「………」」のままでいたが急に由樹が「こうしてても、つまらないでしょッ!行こう!」と言って貴春みたいに俺に手を差し出した
しかし、俺が無言でいると由樹の手は引っ込み、また2人で沈黙するのであった
(俺、本当は由樹の事どう思ってるんだ?さっきの顔も…)

「由樹、行くぞ………」

由樹はこちらを見て顔を笑顔に変える。俺は由樹に手を差し出し待っていた

「うんッ!正則大好きだよ!」

「……………」

俺は黙ったままだったが、まぁいいだろう。2人でいろいろな物を食べながら周り、さきほどの待ち合わせ場所に9時前に着いた

「あれ?友香たちいないね?」

由樹の言う通り姿形も無い

「探す…かッ?」

俺と由樹は2人で貴春たちを探すことにした

「いないね!戻る?」
ここは、神社から少し離れた場所だった。2人は今だに見つからない。諦めかけていた時、神社の物置きの所に誰かいる事に気がつく……それは貴春たちだった。俺は呼ぼうとしたがためらった
貴春たちは物置きの所で激しくキスをしていたのだ。俺たちは一瞬固まったが
「帰るか……」と言い2人で先に帰る事にした


―帰り道
俺たちはとぼとぼと暗い夜道を歩いている
「…びっくりしたね?」

由樹は、ははッと言うだけで、その後何も言ってこなかった
俺は意を決し聞いてみた

「由樹も…その…あの何だッ!…ああ言う激しい事俺と………したい?」
この事を由樹に聞いた時、俺の中で由樹に対する何かが変わった気がした
「…………………」
由樹は無言だった…答えを聞かないまま由樹の家に着いたので、「またね…」と言って家に入ってしまった

俺は空を見上げ星をる
《由樹…俺さ、お前がいる事で何かが変わっている気がするんだ…今はただ、お前が何を考えてるか聞きたいよ…》


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