smilefriend−aika−-5
さっきまで要くんにドキドキしてたくせに、今は別の事で頭がいっぱい。
アタシってサイテー。
そういう意味で言ったらアタシとこいつって結構お似合いなのかも。
でもね、アタシはもう惨めな思いはしたくないの。
「バカじゃない?」
アタシは一言そう言った。
もうしないってあんたの言葉はもう信じない。
「オマエは俺のもんだ。覚えとけよ、藍華」
そう言って電話は切れた。
だけどね、アタシってホント最低だよ。
だってそれでも好きなんだもん、宮下の事が…。