アツイ想い。2-4
「まぁ、一応今日のイベントはちゃんと行きなよ。行くって言っちゃったんだしさ。それに、あんたがそんな態度でウジウジしてたら、いいカモだって思われるかもしれないよ!」
「そうだよね…このままお客の立場なんて嫌だもん!一人の女として見られたい!」
「その意気だよ。そして、お店行くのは今日で最後にしなよ。なんで彼女になる為に好きな人にお金出さなきゃならないの。このままじゃ、色カノになっちゃうからね」
「うん!ありがとう!今日頑張ってみるよ。若菜に相談して良かった」
「いいよ〜あたしで良ければいつでも相談乗るし。じゃ友人の昼休み終わるからもう行くね。頑張ってよ!」
そう言って若菜は仕事に戻って行った。
そうだ。雅夜のプレゼント買ってから帰ろう。今夜、雅夜に会ってあたしの事どう思ってるのか探ってみなきゃ!
若菜に相談したお陰で前向きになれた舞。
これから、ホストの彼女になるための舞の努力が始まったのだ。