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囚われ
【学園物 官能小説】

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囚われ-1

「…んッ…今何時だ…」
蝉の声が暑苦しく耳にまとわりつく。
健治は時計を確認する。まだ7時だった。
「…あれ?早希?」
昨日の夜、気温よりも激しく熱い夜を共に過ごした早希の姿が見当たらなかった。
健治はミネラルウォーターを一口飲む。
「あ…」
健治は窓の外に早希を見つけた。早希は、早希の家の庭に咲いている向日葵に水をあげているようだ。
水しぶきが太陽に反射して眩しい。
「…そんなに…俺といたくナイんだな…」
まぁ、当然だろうと健治は思った。なぜなら健治は、早希の処女を無理矢理奪った男なのだから。
二人は幼なじみで、家も隣同士であり、歳も同じだった事から家族ぐるみの付き合いをする程であった。
健治と早希も仲がよかった。幼稚園、小学校、中学校、高校と2人はずっと一緒である。
健治は、早希に惚れていた。しっかりしているのに甘え上手な所とか、たまに見せる真面目な顔とか…。大事にしてやりたいと思う半分、めちゃくちゃにしてやりたいと思う気持ちが交差していた。そしてあの日…。
あの日早希は、健治の部屋に遊びにきた。風呂上がりだったのだろう…。さくら色に火照る肌とかすかに香るシャンプーの香り。
健治はソレだけで半勃ちだった。健治は一生懸命理性を保とうとしたが、早希のピンクのタンクの下がノーブラだと気付くと…気持ち押さえられなくなっていた。無理矢理早希を押し倒し、抱いたのだ
あの日から、健治は早希を抱く。昨日で早希を抱くのは3回目。早希は健治を拒まなかった。いや、拒めないのだろう。
「…ゴメンな…早希…」
健治は窓越しにいる早希に涙を流した。
スキでもナイ男に抱かれるなんて、早希には苦痛でたまらないだろう。
「それでも…それでも俺は幸せだと思ってしまうんだ…」
心より先に手に入れた体…。健治は過ちに悔いた。
しかし、健治は今日もメールで早希を呼び出す。
『今夜俺の部屋9時』
早希からの返事を待つ。そしてすぐにメールが返ってくる。
『わかった』
返事はいつもそうだ。…わかった…
その文を見るだけで、健治は悲しくなった。抵抗出来ずに、従うしかない愛しい人の顔が目に浮かぶからだ。それでも、毎晩早希を求めてしまう自分もいる。
「俺は…猿か…」
どうしようもナイ男の欲望に腹が立ち、また涙が出た。

―9時
コンコンッと窓を叩く音がする。―早希だ。
「…開いてる」
早希はおずおずしながら部屋に入る。
「…おじゃまします」
早希はあの日のタンクとショートパンツをはいていた。
「早希…」
早希を優しく抱き締めベッドに倒す。
「健治…」
健治はタンクを脱がせる。今日もノーブラだった。白い胸に手を置き、揉んだ。
「ふッ…」
時折、早希は声を洩らした。ショートパンツを脱がせながら、早希の首筋にキスをする。
「んッ…」
早希を生まれたままの姿にした。早希の陰部は既に愛液で溢れていた。早希の陰部はイヤらしい音をたてながら俺を誘う。
「…指…痛かったら言って」
健治は自分の指を早希の中に沈める。
「はぁッ…ふ…」
艶を増した声が、早希から紡ぎ出される。
早希が痛くナイように指を増やしながら、丹念に愛撫した


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