natulal reration-1
放課後は行為に更ける。
まるで決まりごとのように…
ちゅぷん。
俺はわざと音がするように指を動かす。
「んっあッゃ…ん」
もっと甘い声が聞きたくなって敏感な場所を軽くひっかく。
「いやじゃないだろ?どうしてほしいか自分で言ってみろよ」
可愛い絢の姿を見るといじめたくなってこんなことを言ってしまう。
もっと俺を感じてほしい。ちゅぷっ…
指を簡単に飲みこんでしまいそうなくらい蜜が溢れている。
「ぁあんッツ」
その反応を楽しむように丘の突起を指で弾く。
それ以上の刺激がほしいのか小刻みに腰を振っている。
でも俺は知らないふりをする。
絢は頬を桜色に染め目を潤ませ迫りくる快感に耐えた表情をして、こっちを見ている。
やべえ…。その顔可愛い。
自分を抑えながら愛撫を続ける。
そろそろ我慢できなくなってきたのか
「ぁあんっ…あッん。お願…ぃ、い…れて」
それは消え入りそうな声で。
こんなこと言われたら理性なんか保てない。
堪えられるはずがない。
俺だって絢を感じたくてしかたがないんだ。
「…よくできました」
俺は嬉しくてにこっと少しはにかんだ。
今にも爆発しそうな自分自身をとめどなく溢れている蜜壺にあてがう。
そのまますっぽりと絢は俺を飲み込んだ。
快感に耐えれずにゆっくりと腰を動かした。
「あっぁんッッ…ふぅん」
腰のリズムに合わせて甘い声で鳴く。
俺も絢も限界に近づいてきたようだ。
「ゃ…っぁだめ!!悠ちゃ…イっちゃうッッ」
「俺も…イく…」
スパートをかけてお腹の上に欲望を吐き出した。
‥…━━━
俺と絢がこういう関係になったのは絢のこの一言からだった。
「最近翔くんに求められてて、でも…私初めてだから不安だな」
翔というのは絢の彼氏だ。
俺はずっと前から絢しか見えてないのに、このわけのわからない男に
絢をかっさらわれてしまった。
そしてこの一言を聞いた俺は
あんな奴に絢をとられたくない、触れられたくないという気持ちでいっぱいになりこう言っていた。
「じゃあ俺で練習する…?」
今考えるとつくづく馬鹿だと思う。
こんなヤるだけの関係なんて虚しくなっちまう。
わかっていたのに…