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〜兄妹〜 萌華
【片思い 恋愛小説】

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〜兄妹〜 萌華-1

「ただいま…」

ガチャ

私は萌華。
ごくごくふつーの女子中学生。
今は初々しくもなく受験戦争で悩むことの少ない二年生。

今日も普通の学校生活を終えて無難に大通りを通って、今帰宅。

私はそれなりに楽しいし、学校は好き。
でも、、、もっと好きなのが家。
自分の住むこの家…

「お帰り〜萌華今日は遅いな〜?」

「あ〜もぉお兄ちゃ〜ん聞いてよぉ!今日補習あって〜…」

そう。
私が家が好きな理由。

【大好きなお兄ちゃんが居る】

家は父母、私、兄のごくごく普通な4人家族。

お兄ちゃんは裕一っていって私より少し離れてる23歳。
大学も卒業して仕事している社会人。

勉強も並に出来て、スポーツもそれなりに出来る。
見た目も普通?
でも彼女は出来ない〜欲しい〜って言ってるから居ないみたい。
特に凄いって部分はないけど、とっても優しい。
多分、かなり周りのことに気がつくほうじゃないかなぁ?

私はいつもお兄ちゃんに甘えっぱなし。
だって、お兄ちゃん優しいんだもん…

前にも色々悩み事とかを聞いてくれたり、いっぱい勇気を貰ったり…っと〜
とにかく、お兄ちゃんが居なきゃ生きていけない〜!!!
ってくらい大好きなの…。

まっ、お兄ちゃんには私は【妹】ってだけの存在なんだろうけどねぇ〜

細かい色々なトコに気づくのに、自分のことになると全然鈍いから…
多分私の気持ちにも気づいてないんだろうなぁ

でも、こんな気持ち気づかれちゃっても困るだろうし、私も接し方分からなくなって困っちゃうから、これでいいんだけどね
ちょっと寂しいかな?


「ほらほら〜萌華ゴハン手伝って〜?」

「あ、はーい!今着替えてくる〜!」

もうこんな時間かぁ
帰ってきて1時間以上喋ってたなぁ
お兄ちゃん優しいからずっと萌華の話し相手してくれる。


カチャカチャ…
「でっきたぁ♪お父さ〜んお兄ちゃ〜んゴハンだよぉ」

大体はご飯はお母さんが作るけど、私も少し手伝う。
最近はだんだん料理も覚えてきて、結構楽しい。
それに…いちいち美味しいってお兄ちゃんが褒めてくれるのが凄く嬉しい♪

「ごちそうさま♪この煮物の結構美味しかったでしょ?」
「え、あれお母さんが作ったんじゃなかったの?!萌華がつくったんだぁ!凄いなぁ柔らかいし出汁も染み込んで凄く上手かったぞ!?」

大げさに褒めてくれるお兄ちゃん。
もー本当に…嬉しいなぁ♪

胸がぎゅーってお兄ちゃんの明るい表情に締め付けられる。
【大好き…】


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