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=《蒼閃機甲バルトーク》=
【学園物 恋愛小説】

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=《蒼閃機甲バルトーク》= 〜第弐斬「すれ違う告白」〜-42

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日本のどこか…………。

詳しい場所は、トップシークレットである。

だから、作者である自分も知らない(ォィッ)。

だが、これだけは言える。

ここは、日本のどこか…………。

どこかの…………遺跡の中。

「んん〜〜〜〜〜〜〜…………。」

そんな暗い場所で、彼は目覚めた。

「……………ここはどこよ?」

目覚めて早々、ここがどこかを思いだす。
そうだ。
遺跡の中だ…………。
なぜ遺跡の中で目覚めた?
思い出す。

……………封印されていたから。

……………数千万年前に。

軽く周りを見渡す。
そこに、二人の人間がいた。
片方は、知らない顔だ。
もう片方は、よく知った顔だった。

「………誰?」

彼は、知らない顔の方に話しかけた。
コックピットから。

「目覚めたかい?私は、橘棕一、"ミクロコスモス"の長官だ。」
「"ミクロコスモス"?………聞かない名だな。」
「当たり前だよ。」
「そもそも、今、何年よ。」
「西暦、2007年だよ。」
「マジかよ。随分寝ちまったなぁ。で………………」

知った顔の方を指差す。

「なんでコイツがいんのよ?」
「久しぶりね、ラスター。約五千万年ぶりかしら?」
「…………ホント、なんでいるわけ?」
「秋白桜よ、よろしく。」
「秋白………ね………。ま、よろしく。」

そこで、橘が言った。

「なんで目覚めさせたか、分かるかい?」
「………だいたい予想つくけど、一応聞こうかな。」

その言葉に、桜が受けた。

「彼が…………アスベルが、復活したわ。」
「…………ったく、いきなり目覚め悪ぃ事聞いちまったぜ。そっか、あの野郎がね。」
「でも、今回は少し事情が違うわ。」
「は?」
「こっちは……………"蒼閃"バルがいる。」
「Σっ!?」

ラスターと呼ばれた男は、目を見開いた。

同時に………彼の機体が、唸る。

…………バルとは形状の異なる戦闘機。

二機目の、アストレガシー。

かつて、"紅天"として存在した、アストレガシー。

色は…………………紅。



=《To be continue………》=


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