=《蒼閃機甲バルトーク》= 〜第壱斬「蒼い巨像」〜-1
周防蒼真(すおうそうま)
男
17歳
紫髪、つんつん。
おとなしめな性格。故に周りに流されやすいが、深みにはまらないくらいの要領のよさがある。好きな事はボーッとする事。なぜかいつもリストバンドをしており、絶対に人前でははずさない。剣道部所属。
一人称は「オレ」
美作美月(みまさかみずき)
女
オレンジ髪、ミドルショート
17歳
いわゆる幼なじみ。流されやすい蒼真に何かと世話を焼く。性格は快活。好きな事は料理。好きな人は蒼真。少しでも酒を飲むと…………。弓道部所属。
一人称は「私」
因幡一志(いなばかずし)
男
17歳
緑髪、軽く後ろで結んでいる。
やけにテンションが高い蒼真の親友。いつもニコニコ笑っている。リアクションがいちいちでかいため、クラスからうざがられるのもしばしば。サッカー部所属。
一人称は「俺」、たまに「俺様」
周防和美(すおうかずみ)
女
10歳
紫髪、ショート
行方不明の父親にかわり、家事全般をこなしている蒼真の妹。
一人称は「私」
美作翔太(みまさかしょうた)
男
14歳
オレンジ髪、バサバサ
美月の弟。勉強は大っ嫌い。
一人称は「俺」
※これより本編が始まります。
ズガガガガ…………
その音はしばらく鳴り響いていた。
場所が場所であるため、その音は反響し、何倍にも拡張させている。
その場所は………洞窟。
もっとも、洞窟といってもかなりの規模の洞窟だった。
天井まで数十メートルはあるだろう。
そんな場所で、音は鳴り響く。
ズガガガガ…………
こんな音でも、周りの誰も文句などいわない。
それどころか、その音の原因を見つめ続けている。
そう、それは、工事現場でよく使われるドリルである。
地面を掘り続けているのだった。
理由は………目の前にある。