DEBUT!!〜STAND UP〜-2
「カップルかよ!!おめーらはファミレス行けよ!」
「ハチ、カップルはカラオケだろ!」
「ハチ、ハルちゃ、論点違うだろ」
「おっ、ナイスツッコミにっしー」
「おう♪」
しばし沈黙……
「で、何の話?」
カナが話を元に戻す。カナがいなかったら俺達は崩壊しそうだな、マジで
「あぁ、そうだそうだ。カップルいいなぁって」
ハチの言葉に反応して、隣のカップルに視線が移る
「たーくん、あ〜ん♪」
「あ〜ん♪」
「おいしぃ〜?」
「うん、おいち〜♪じゃあ、ゆかりんもあ〜ん♪」
「うん、おいち〜よ、たーくん♪」
………沈黙
「どう思いますかハルちゃさん」
「あなたはどう思ういますかハチさん」
「行為自体はうらやましいと思いますが、あんな風にはなりたくないです。絶対」
「ハチさん、激しく同感です」
あぁ、なんかハチとハルちゃ抱擁してる
確かにああはなりたくないな、表情がたるみきってるよ
「お前ら彼女つくってから言えよ」
ナイスツッコミにっしー♪にっしーはホントにいいツッコミするよ
「にっしーだって彼女いないじゃんか!」
あっ、にっしーが停止した。
「いないんじゃなくて、出来ないんだよ〜」
ハルちゃの追加パ〜ンチ
あっ、にっしーがプルプル震え出した。みなさ〜ん、避難してくださ〜い。爆発しますよ〜
バキッ!!
あっ、にっしーの手に握られていた割り箸が真っ二つに折れた
3、2、1、GO!!
「おめーらはいちいちうるせぇ!!お好み焼きくらい静かに食え!!だいたいなぁ、俺は彼女つくらない主義なんだよ!!」
「それ、彼女いない人がよく言うよね〜」
「むっ!?」
あっ、ハチがにっしー黙らせた。これはめずらしい
「にっしーだって彼女欲しいんじゃないの?」
ププッと笑いながらの、ハルちゃパ〜ンチ
このコンビ、今日は絶好調だね
「うるせぇ、うるせぇ!!」
「にっしー、他のお客さんに迷惑だよ!」
カナの言葉ににっしー停止
まわりをみると……うわぁ、冷たい目で見てるよ