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夫婦の一分
【その他 官能小説】

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夫婦の一分-1

昨夜は激しいセックスをした。
激しいというのだろうか いやらしく刺激的で
すみずみまで浄化されて昇天するセックスだった。

その気ではないらしい彼に私から求めた。
どうしても欲しかった
夫婦といえど、欲しがれば得られるというものでもないが
昨夜はもらえる・・・と確信して求めた。

並べてある二組の布団は互いの距離を示して
気持ちの分 相手寄りに身を置く
そうして近づいて会話するだけの時も 手に触れるだけの時も
気まぐれに抱きついては「おやすみ」と言うだけのときもある。

昨夜私は いたずらに
彼より先に彼の布団にもぐりこみ、しかも自分の布団とは
反対側の壁際に横になって彼を待った。
部屋に入った彼はそんな私を見て
ただ、自分の陣地を侵害されていることに不満げだった。

「なんだよ」
そういう彼に
「いいからいいから」と招いた。

だからと言ってこの行為には全くの意味もなく
なんとなくしてみたかっただけ・・・と
それでもしばらく彼のパジャマの中に手を入れて素肌の感触をいたぶりつつ
私はそそくさと立ち上がった。

「なんだよ、ちゅーとはんぱ だなぁ」
そういいながら 彼が自分の分身に手をやっているのを
私は見逃していない

私は電気を消すと パジャマを脱いだ
テレビの灯りと彼の視線の間で下着一枚になった。
ふふふ・・と笑いながら 私は
どんなふうに愛してもらおうか・・・と期待を膨らませて
私の布団に彼を招いた。

彼が求めてくる時は パジャマも脱がない
もそもそと私の布団にもぐりこんで下だけ脱がされる

昨夜は私の気合と演出も込めて 彼の視線を感じながら裸を見せた。

彼は私の布団にもぐりこみ、私の裸の胸を愛撫する
今頃・・という話だが
つい最近胸の愛撫の仕方に注文をつけた。
というより、教えた。
彼とのセックスは記憶にない回数に及ぶが
どうも愛撫で気持ちよくなった記憶もない。

濡れていればOKという方程式しかないように
愛撫などは一応の順序でしかなかった。
それが この年になり 長年の夫婦関係の性生活に
彼がほんの少し「意識」しているこの機会にと
こうして欲しい こうすると気持ちいいと
20年を遠に過ぎたパートナーに伝えたのが最近のことだ。

学んだ仕方で私の胸をまさぐり 私も彼の成果を味わいつつも
彼はテレビに視線をむけているようだ
「めんどくさそーなら、しなくていいよ」といい
彼に背をむけて
「別にしなくったっていいんだから」と身を丸めて言った。

その気があるのかないのか・・・本心でどっちでもいいと思い始めていた。
だけど、背を向けて丸めた私のオシリに抱きつくように身を寄せる彼の分身は私のオシリの割れ目に押し付けられて「その気」を主張していた。

私は確かに「その気」を捕らえてオシリでもじもじと
自分から押し付けて行った


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