*HeartBreak...of..weekend*-1
ねぇあんたの好きな人って誰なの?
そう聞いたのは他ならぬ好奇心それしかないよ
〜2nd〜
私の名前は藍沢 瑠依
今は幸せな恋をしています。
中学に入ってすぐ…天宮和斗に恋してたことに気付いたから。
「ねぇ和斗!あのね――」
あれから1年今は中学2年生。
今日も普通に貴方と話す。授業中なんだけどね、それが心地よくて思わず笑顔。
「…なんだ?瑠依。」
幼なじみの和斗に抱いた気持ち。
小さい時は気付かなかったけれど
今は、はっきり分かるの…これは恋なんだって。
始まりのベルが鳴ったのは休み時間の開始のベル。
この物語の序章とも言えるような始まり。
〜始まりのベル〜
体育館裏…それが
私の学校の告白スポットでのNo.1!
学校は広いから
散歩には最適。
私は最近散歩が
趣味で。
丁度体育館裏に通りかかる頃…聞いてしまった。大それたことを。
それに便乗した私が後々転落人生を歩むことになるなんて思わなかったの。
〜体育館裏の事情〜
それは嵐のようにやってきて風のように去っていった。
「あ、瑠依先輩?」
…1年の真田浩之(さなだひろゆき)くんが私に話しかけた。
「あ、浩之くん…」
そのやり取りのあと
裏手の花壇の方から親友である佐々木瑞希(ささきみずき)の声が聞こえた。
「天宮くん…あのね…そのここに呼んだのは…。」
和斗を呼んでるようだ。
なんで和斗と瑞希が一緒にいるの!?
私は聞くつもりはなかったけれど和斗と瑞希が気になって居てもたってもいられなくなったので聞耳をたててしまった。