『SWING UP!!』（第１話〜第６話）-194
「い、いいっ……すごく、いい……っっ！！」
“Ｇ”を穿つ度に、桜子の胎内が硬直と弛緩を小刻みに繰り返す。それは彼女の体も同様で、海老のように背中をそらしては、内股がびくびくと震えて、乳房と共に揺れた。
「くっ……うっ……！」
揺れと震えは、中に収まっている大和の陽芯にも伝わってくる。桜子の中を行き来する摩擦と胎内の熱によって、大和の陽芯を包むゴムが、いまにも溶けてしまいそうだ。
ぐちゅっ、ずちゅっ、ずちゅぅ！
「ひっ、ひっ、あひっ！ ひあんっ、んんっ、んんああぁぁぁ！！」
本気の責めを浴びて、桜子は完全に声の自制を失った。
『ああぁぁああぁぁぁ！ イクっ、イキますっ、イクぅぅぅぅ！！』
隣で同じ行為に耽る姉の艶声…。まさか、悦びの歌を高らかに歌う姉に負けまいと、自らそのリミッターを外したというのだろうか。
「きもちいいっ……！ いいっ……！！ いいのっ、すっごくいいのぉっっ！！」
いずれにせよ、前後不覚になるほど感じてくれているのは、男冥利に尽きる。
「もっと……よくしてあげるよ……！」
そんな桜子をもっと悦ばせるため、性の行為に没頭する大和。
むにゅむにゅむにゅっ！
ぐちゅっ！ ぐちゅぐちゅぐちゅっっ！！
「んひぃぃぃぃ！」
豊かな実りの房を揉み、妖しく咲き誇る花びらの芯奥を貫く。
はむっ… ちゅっちゅっちゅっ…
「んあっ！ お、おっぱいがっ……！！」
硬くなっている乳首を咥え、赤子のように何度も吸う。
「ん、んんっ！ あうっ、んぅっ、ああぁぁあぁぁ！！」
揉んで、突いて、吸われるという三連コンボを性感帯に浴びせられ、桜子の視点は完全に焦点を失っていた。
『いやあぁぁあぁぁぁ！ ああぁあぁぁ！！ ああぁあぁぁぁぁ！！』
隣では、由梨が完全に正気を失った声を挙げ続けている。
（うわ……）
慎みのある普段の由梨を知っているだけに、彼女にそんな声を挙げさせる龍介に対して畏敬を感じてしまう。
おそらく二人とも、自分たちの声が相手に届いていることを自覚しているはずだ。そして、こちらの声も向こうに聞こえているのは間違いない。
（………）
大和の中に潜んでいる負けん気の強さが、妙な処で顔を出した。
ぐっちゅ！ ぐっちゅ！ ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ！
「あぅんっ……！ んぅっ……！！ んんんんっっ！！！」
己のリミッターを取り外し、吹き上がってくる欲望を陽芯に込めて、桜子を激しく貫く。
ふと、胸を揉んでいた手を離し、膝を裏から持ち上げた。
「あ、あんっ……！」
この形ならば、挿入の斜角が急になることで、臼をつく杵のように重力の慣性も利用して、桜子に刺激を与えることができる。
「や、やだっ……見えちゃう……っ！」
さらに、繋がっているところが桜子にも丸見えになる。羞恥というエッセンスを加えることで、彼女の興奮を強める効果もあった。
「桜子っ……！」
「ひっ……！！」
ぐちゅんっ！
「ひあああぁぁぁぁぁぁぁ！！」
間髪をいれずに、自前の太く固く逞しい“杵”を、専用の“臼”に打ちつけた。その勢いの凄まじさは、四方に飛び散った愛蜜の飛び跳ね具合が表している。