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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-100

「あっ、あ、ああぁっ……」
 艶声が妙に響くのは、ここがバスルームだからだ。熱い湯で満ちたバスタブから沸いてくる蒸気が部屋の中にこもり、その熱気が情交を重ねる二人の肌に汗を浮かべさせた。
「はぁっ、くぅ……オ、オシリ……もっと、もっといじってください……」
 男に絡みつくようにして、その豊満な体を押し付けている女。ブロンドでウェーブのかかった髪は汗と湯気に蒸され、前髪に張り付いた部分がとても艶かしかった。
「エレナ」
 男が女の名を呼ぶ。そして、彼女の望むままに、ア×スの表面を指で弄ぶだけだった動きから変じ、その先を中心に押し当てて、ずぶり、と中に埋め込んだ。
「ヒ、ヒィィッ!」
 背が反り、悲鳴にも似た声をあげるエレナ。
「いい反応だぜ……さすがに、ヘンタイだな。これで、大学の先生さまだなんて、どうにも信じられねえぞ」
「あ、そ、そんなこと……」

 ぐりっ…

「ヒッ、あひィッ!」
 第一関節まで埋め込まれた指を、スクリューのように捻られた。
「どうだ?」
「あ、ああぁ……いいんです、いい……」
 まるで渦を巻くような刺激が直腸から脊髄を一気に走り、エレナは背徳の快楽に早くも意識を奪われていた。
「Darling……おねがいです、もっと……もっと、オシリをいじめてください……」
 もぞもぞ、と腰がうねる。その動きを使って、浅い部分で犯されている不浄の窄まりへの刺激を、強めようというのだろう。
「………」
 男はその動きの中に、妻の意志を感じ取り、それに応えようとに遠慮のない責めをしてみせた。
「あ、あっ、ああぁああぁ!」
 今度は、指を一気に根元まで突き刺したのだ。熱い粘膜の感触が、まるで食いついてくるように指に絡みつく。
「エ、エイスケっ……ふ、ふかいわっ……エイスケッ……」
 エレナの口から、男の名が叫ばれた。普段、彼のことを、欧米の習いに従い“Darling”と呼ぶエレナではあるが、情交の最中では思い出したように名前がその唇から迸る。ちなみに字をあてると、エレナの夫は“栄輔”と言う。
「あ、あはぁ……あぅ、あぅぅ……エイスケ……エイスケ……」
 妻の顔、母の顔……そういった外面的な顔を置いて、“エレナ”という一個の女性として、身も心も捧げ尽くしている夫の栄輔に情をねだる。一児の母であっても、三十路に達していないエレナは、若い情欲がまだまだ体の中に充満しているのだ。
 それを示すように、責められていないはずの彼女の淫果は、既にその外皮が裂けて、剥き出しになった実から愛蜜を糸が引くほどに零していた。
「ケツの穴を弄られて……それで、こんなになっちまうんだな」
「ひっ……」
 開いている手が、その淫果の実に触れた。蜜の感触を愉しむように、柔らかいその部分をこね回す。
「あ、あくっ!」
 甘い痺れが体を巡り、エレナは頤を反らせて劣情を吐き出した。その声にあわせて、どろりと粘性の高い蜜が、栄輔の指を濡らす。

 ずっ、ずぬっ……

「ンクッ!」

 ぐちゅ、ぐちゅり……

「は、あぁっ、あうっ!」
 蕾に埋め込まれた指を回転され、嬲るように淫果を弄ばれ、二つの器官から同時にせりあがってくる官能に身を捩らせるエレナ。子を産みながら、まったく崩れる様子のないそのダイナマイトバストをぶるんぶるんと震わせて、快楽を謳っていた。
「………」
 愛撫をしている栄輔もたまらない。既にその砲身は反り返ってしまうほどに屹立しており、その先端から溢れる透明な存在が、彼の肉欲の昂ぶり具合を如実に表していた。


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