投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

伊藤美弥の悩み 〜受難〜の最初へ 伊藤美弥の悩み 〜受難〜 37 伊藤美弥の悩み 〜受難〜 39 伊藤美弥の悩み 〜受難〜の最後へ

恋人達の悩み 〜Obstacle Girl〜-8

「龍之介って……苦労してるのねぇ」
二匹目の尻尾を口の中に放り込み、飲み込んでから美弥は言う。
「弱音も吐かないで、凄いねぇ」
美弥は龍之介の頭を優しく撫でた。
「……褒めてるの?」
涙腺が緩みかけているのを自覚しながら、龍之介は尋ねる。
どうも美弥と一緒にいると、涙腺が緩みやすい。
普段はそうそう涙など流さないのだが。
「うん。すっごく褒めてるつもり」
さらに頭を撫でると、龍之介は顔を伏せる。
「あ……」
美弥はぎゅっと、龍之介の頭を胸にかき抱いた。
「頼むから……泣かさないでってば」
美弥のふくよかな胸に顔を埋め、くぐもった声で龍之介は言う。
「龍之介が泣き虫なんだも〜ん」
強く龍之介を抱きながら、おどけた口調で美弥は言った。
「……無理、しないでね」
「……ん」
しばらくして、龍之介の涙が止まる。
「しばらくこうしてよっか?」
優しい口調で美弥が問うと、龍之介は顔を伏せたままで頷いた。
髪の毛の隙間から見える耳が、赤い。
何度も美弥の前で泣いている事を恥じているのか、柔らかい胸の感触に照れているのか……。
美弥はそんな龍之介が愛しくて、きつく抱き締める。
「っ……!!」
龍之介が、もがもがと暴れ始めた。
美弥が腕を緩めると、龍之介は胸から顔を上げて肩で息をする。
「窒息、するかと、思った……」
「あ……」
胸に潰されて窒息死なんて、しまらない死因だ。
「ね……」

むにっ

服の上から美弥の両胸をなぞりつつ、龍之介は尋ねる。
「不躾な話なんだけど……サイズ、いくら?」
美弥はぶっと吹き出す。
「ほんっとに不躾ね………………トップが87センチで、カップはCとDの中間くらいかな」
別に隠したくなる程平らでもないので、美弥は正直に教えた。
「ああ……大きいもんね。それじゃあ、窒息もする訳だ」
納得した声を出しつつ、龍之介はなおも乳房を触る。
「ち、ちょっと龍之介?」
美弥は慌てた。
明らかな目的を持って、龍之介は美弥の胸を触り始めている。
「ん?」
サイドからつつつっ……と指を這わせ、肝心な場所を寸前で避けての愛撫。
「んっ……あぁ……」

むにゅう、にゅむ、むにむに……

ブラジャー越しにも分かる柔らかい乳房の感触を、龍之介は楽しむ。
「っあ……りゅう……んあぅ……」
「この胸で窒息させられた慰謝料だよ。たっぷり払って貰うからね」
龍之介は指先で、美弥の乳首をごく軽くかすめた。
「はンッ……!」
美弥はのけ反り、龍之介はその反応にほくそ笑む。
「りゅ……の……べ……っぅんっ」
呼吸を荒くしながら、美弥は呟いた。
「りゅうのっ……すけべっ……」
龍之介は、くすりと笑みを漏らす。
「僕は美弥に対してだけはすけべなんだけどな……なんだ、今まで気付かれてなかったんだ?」
服の上から乳首をなぞられ、美弥は呻いた。
「あっ……りゅうぅ……」何事かを訴える眼差しで、美弥は龍之介を見る。
「なぁに?」
愛撫を止め、龍之介は尋ねた。
「……と……て」
美弥の囁きはしっかり聞こえたが、龍之介は聞こえない振りをする。
「何ってば。聞こえないよ?」
「っ……!」
ただでさえ赤かった美弥の頬が、さらに赤くなった。
「ちゃんと触って……」
先程よりも大きな声で、美弥は言う。
「服の上からなんて、やだよぉ……」

ドクッ……!

体の一部分におびただしい量の血液が流れ込むのを、龍之介は感じた。
「美弥ッ……!!」
ぎゅうっと美弥を抱き締めてから、龍之介は服を脱がせる。
ぼろんとこぼれた柔らかくて形のいい乳房を、龍之介は優しく掴んだ。
くにゃっと形を変えて、乳房は掌から逃れようとする。
根元から掴んで乳房を支えると、龍之介はちゅっと音をたてて吸い付いた。
「くぅんっ!」
待ち望んでいた感触に、美弥は高い声を上げる。
「いっ……いいよぉっ」
ちゅっちゅっと音を立てて、龍之介は何度も乳房へキスをした。


伊藤美弥の悩み 〜受難〜の最初へ 伊藤美弥の悩み 〜受難〜 37 伊藤美弥の悩み 〜受難〜 39 伊藤美弥の悩み 〜受難〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前