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オーディン
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オーディン第六話『下剋上』-4

気が付くとロックはベッドの上にいた。横を向くと白いカーテンが風でなびいていた。青空がとても綺麗だった。
「やっと目が覚めたみたいね、ロック」
黒いドレス姿の女がロックに近付いてきた。
「チャーチル夫人…、ではここは」
「私の屋敷です…、しかし生き残ったのはあなただけのようですね、何者かに動きが読まれていたみたいです…」
チャーチルは深刻な顔をして窓の外を見つ、続ける。
「フォールディングたちを殺したのは黒コートです、しかしあなたをここへ連れて来たのも黒コートです、最近黒コートという組織の中にも、いざこざがあるみたいです…、何があったか調べてきてください」
ロックはしばらく考えると、窓を見て小さく頷くのだった。


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