紅館番外編〜紅様の欲望〜-3
べち!
『ウニャン!!』
ここは私の寝室。昨日の一件の後、倒れてしまった私に驚き、シャナが急いでアルネを連れてきてくれたようだ。
今は正午前。
べちん!
『ハニャン!!』
冷たい水を染み込ませたタオルを私の股間に叩き付けるアルネ。
『まっっったく!! ご自分かけた紋章に自分が焼かれるなんて!!』
アルネの治療魔法のお陰で、大方の火傷は治ったがまだ痛みがある。
『シャナさんが嫌がることしたんですからね。 自業自得ですよ。』
『反省します…』
股間がヒリヒリと痛む、だがそれよりも調子にのってシャナを傷つけてしまった痛みが勝っていた。
『…シャナは?』
アルネは溜め息を吐きながらタオルを取り、再び水に浸ける。
『…貴方の心配をしてます。 紅様。
ホントに良いこですよ彼女は。』
私が勝手に暴走して、火傷したのに、シャナは心配している…私は酷く情けない気持ちになった。
『シャナさんが会いたいようですけど。 どうします?』
『…ゴメンナサイ。』
部屋に入ってきたシャナが目にしたのは、平伏、土下座している私だった。
『紅様! あぁちゃんと寝ていないと!』
私に駆け寄り、ベットに戻そうとするが私は応じない。
『もう二度と調子に乗りません…許してく』
『もう許してますから! 仕方ないことだったのですからベットに寝てください!』
仕方ないこと?良く意味がわからないが、ベットに寝ないと話してくれなそうなので戻った。
『獣人の方って、月に一度はあんな風に、お尻でしないと死んでしまうなんて知らなくて…』
はい?なんですと?
『いつもはアルネさんとしているのに、私が来てからは、紅様は私とじゃなきゃ嫌だと言ってくれたなんて知らなくて…』
どうも変だ。 誰がそんなデマかせを言ったのだろう?
『…ねぇ、シャナ。 それだれから聞いたの?』
『え、アルネさんが…』
アルネ…君って人は…
『あ、今から治療しますね。 動かないでジッとして下さい。』
そういうとシャナは私の股間に被せてあるタオルを取り、私の片手で男根握る。
『な、何を!?』
『ですから、治療です。』シャナは桶をベットに置く。桶には小さな氷の粒が入っていた。
その粒を少量口に含み。そのままパクリと男根をくわえた。
『なっ!? うっ…』
シャナの口内の暖かさと、氷の冷たさがなんとも言えぬ快感となり、男根をそそりたたせる。
『ひおひひぃえふは?(気持ち良いですか?)
ふぇはいはあ?(紅様?)』
恥ずかしさからか、ちょっと顔を赤らめながらシャナは舌で男根を丁寧に舐める。
『き、気持ち良いよ…シャナ…』
シャナは初めてだったため、技的な快感は少なかったが、場的な雰囲気が生み出す快感が大きい。
あっと言う間にイキそうになるくらいだ。
『シャナ…もう出るから…シャナ?』
流石に口内は不味いだろうと思い、シャナに止めるよう促すが、シャナは止めるどころか頭を動かし、さらに快感を与えてくる。
シャナの口内の氷はもう溶けていて、純粋にシャナの口内の感触に包まれる。
『うわぁ! ちょっと待って…………うっ、駄目だ…出る…!』
シャナの口内で男根がビクリと震え、白濁した液体をシャナの口内にこれでもかと吐き出した。
『んっ…ん〜』
シャナは最初は顔をしかめたが舌で男根を舐め、液体を少しづつ飲み干した。
『ケホッ、ケホンッ』
だが、途中でむせてしまったようで咳き込みだした。
『シャナ大丈夫? 飲まなくても良かったのに…』
そっとシャナを抱き締め、背中を擦ってあげる。
耳元で咳き込むシャナだが、次第に落ち着きを取り戻す。
『アルネさんが…治療方法だって…
火傷したら、氷で冷やしながら、その…せ、精液を出さないといけないって。』
・・・アルネ・・・
なんだが、今回はアルネに随分助けられてるなぁ…
どうやら、シャナの顔を見ると私が想像してた以上に恥ずかしかったようだ。
治療(という名目)とはいえ、あれをくわえて、そして精液を飲むなどHに関しては奥手なシャナには考えられないことだ。
頬は赤く、うつむいてしまった。
(可愛い…)
無意識のうちにキュ〜と抱き締める。
『…紅様、お尻でしても良いですよ。』
私の胸に耳をつけ、呟く。
『え? …良いの…?』
『はい、しないと死んでしまうのでしょう?』
いや、冷静に考えればそんな種族居るわけないってわかるだろうに…
『ん、死にはしないけど、ガッカリはするかも。』
『じゃあ…してください…』
そういうとシャナは私の腕から離れ、服を脱ぎお尻をこちらに向けてよつんばいになった。
(し、刺激的…)
まだ日が高いため明るい、いつもは見えにくいところまでハッキリと見えて、股間のものが再びそそりたつのがわかった。