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子羊の悩ましい日々
【ファンタジー 官能小説】

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『子羊の悩ましい日々 〜メイデンバタフライ編〜』-3

「でもね、あの子がやっているみたいに、殿方を楽しませることもできるの」
 ロイの唇を舌で舐めると、青髪少女は大きく羽をはばたかせる。すると、白く輝く鱗粉がロイを包む。
「これは……?」
「一時的に皮膚呼吸を活発にする作用があるのよ」
「……なんでそんなことを?」
「こうするからです」
 青髪少女の意図を悟ったショート少女も羽をはばたかせて鱗粉を撒き散らす。ただし、今度は赤色に輝く鱗粉だ。
「……あ、あれ?」
 喉に違和感を感じて戸惑いの声をあげるが、すぐに何も話せなくなる。
「ごめんなさいね。ほんの少しだけだから」
「喉を麻痺させて……気道を塞ぐ弁は気道を塞いだ状態にさせておきます……」
「なぜって顔をしているけど、ちゃんと理由があるのよ」
「はふ……ん……ちゅるちゅるちゅぅぅぅぅぅ……」
 2人の少女が何か企んでいる間も、ポニーテール少女は一心不乱にロイのものを舐め、巻きつかせたもう一つの口でほどよく竿を愛撫する。
「もう、自分ばかり……」
 青髪少女は呆れたように言う。
「では、私も……」
 そう言うと、青髪少女はロイに深々とキスをした。そのまま舌を差し入れ、ロイの舌に絡める。
「ん……ちゅぷ……ちゅぷ……」
 目をとろんとさせて夢中でロイの舌を弄ぶ。そして、ロイの左腕に密着させていた自分の秘所をこすりつけていく。すぐに、愛液がロイの腕を濡らしていく。
「んぅぅ……ちゅぅぅ……んふふ……」
 声を出せないロイが、快感を揺れる瞳で伝える。それを見るだけで青髪少女はますます興奮していく。
「さあ……次は……」
「…………!」
 ロイが驚きで目を見開く。青髪少女のもう一つの口が、ロイの口の奥深くへ侵入していったのだ。それは食道を通り、さらに胃まで到達する。
「……!?」
「大丈夫……反射を麻痺させたので、えづくことはありません……なの。気道に異物が入らないようになっている状態ですし、私たちの口は胃酸の影響を受けないです……」
「んふふ……」
 青髪少女はロイの反応を楽しむように、その熱くぬめったもう一つの口でロイの身体の内側を愛撫していく。
「……! ……!?」
 未知の感覚に声にならない(実際できないが)悲鳴をあげる。彼女の口はロイの体内よりも温度が高く、食道を熱いものが何度も舐めまわすのはとても違和感を感じる。だが、決してそれは不快なものではなく、少女がロイを気持ちよくさせようと優しく丁寧にやっていることが感じられ、唇に触れる少女の唇の熱さと頬にかかる吐息の熱さがますますロイを恍惚とさせる。
「じゃあ私は……」
 ショート少女は横たわるロイの顔をまたぐように立つと、羽を再びはばたかせる。今度はピンク色の鱗粉が舞い散る。
「…………」
 その鱗粉を浴びたロイは、さらにうっとりとした表情になり少女たちの愛撫に身をまかせるようになる。
「これは……性的刺激に敏感になる作用がありますです……」
 その効果は彼女たちにも及ぶらしく、ショート少女は3人の中で一番未発達の胸と秘所に手をやると、ロイの目の前で自慰を始める。
「あなたの視線……感じます……」
 見られることを意識すると、ますます彼女は昂ぶり、愛液の雫をロイの顔へと落としていく。
「んん……ちゅっぷ……ちゅぅぅ……ちゅぱちゅぱ……」
 ポニーテール少女はますます勢いよくロイのあそこを舐めまわし、
「んんん……ずちゅちゅちゅ……ちろっ……ちろっ……ちゅぷぷぷぅぅ……」
 青髪少女はロイの唇、口内、食道を愛撫し、
「あん……ああ……見られてます……私の恥ずかしい姿を全部……ああ……」
 ショート少女は激しく自慰をする。
 その3人の責めに、ロイはついに最初の絶頂に達する。
「…………!!」
 ブシュァッと音をたてて多量の精液が噴き出る。それを見ると、直接ロイのものを愛撫していたポニーテール少女はもちろんのこと、残りの2人もロイのものに口をあてて精液を争うように舐める。
「ん……花の蜜みたいに甘くないけど……」
「これはこれでおいしい……かも」
「好きになれそうです……」
 それから綺麗にロイのものを舐め上げると同時に、再び直立に起たせる。その間に喉の麻痺などは治る。
「はぁ……はぁ……疲れた……」
 体力をかなり消耗したロイの傍らに、ずっとこれまでの絡みを見守っていた指導役のメイデンバタフライがやってくる。


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