Trance-3
甘い甘いヒト…
栗色の髪で
目が大きくて
はにかんだように笑うんだ
そうー…私が昔書いていた物語にでてくるような
つらぬけなかった夢
本物の文学作品をかく作家になりたくて
苦しんでいた時ずっと側にいてくれた…ー
私の初恋のヒト
ー…ありがとう
目が覚めた私の顔には
涙の後が一筋
ついていた
カリカリカリ…
コンコン
「おや、順調なようですね」
「あぁ、急に言い話を思いついてねー…夢から夢を渡り歩く奴の話をかこうと思うんだ」
久しぶりによい作品が書けそうだよ
…ーありがとう。少年
よい夢をー…