しにがみハート#8-3
「さて、やることは一通りやったことだし。どうすっか」
パフェも無事食べ終え、早速やることが無くなってしまった。
「……じゃあ、別行動であそばね? せっかくカップルで来たんだしさぁ」
ようやく(?)ショックから立ち直った理人が、はいはいと手を挙げて言う。
「おぉ? 私も賛成ですよ孝紀さん!!」
「ん? じゃあそれで良いか」
そうして俺達は、二手に別れようとした。
その時、一人の女の子が俺を呼び止めた。
「綾瀬さん、話があります」
姫雪に呼び止められて振り向くと、なんだか嫌な、良くないような予感がした。