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優柔不断な僕
【青春 恋愛小説】

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小心翼々な私-1

「はぁ〜・・・・・・・・・・・・・憂鬱だなぁ。」



私の名前は雛森穂ノ花。今年清凉高校に入学する高校一年生です。



小さな頃から本が大好きで小説家になることが夢だったから、県内一の図書館があるこの高校に進学することに決めたの。



待ちに待った入学式。
でも、人見知りするタイプだからすごく緊張してて…



「私・・・本当にこれから大丈夫なのかなぁ。」




友達は作れるだろうか…

早く高校生活に慣れることができるだろうか…



そんな不安ばかりが胸をよぎってなんだか落ち着かなくて。



それに・・・

あの人もこの学校に入学したから・・・





学校に着くともうすでにたくさんの新入生が集まっていた。



「ほ〜〜〜〜〜のか!!!」
ドン!
「キャァ!」
「わっ、いきなりゴメンね!?。大丈夫??」
「びっくりしたぁ。でも大丈夫だよ。」
「本当にゴメンね〜。もうすぐ入学式が始まるからちょっとテンション上がっちゃって。」
「ハハハッ…春菜ちゃんらしいね。」



今、私にいきなり後ろから抱きついてきたこの女の子は、私の小学校からの大親友の雪城春菜ちゃん。スポーツ万能でとっても可愛いくて誰とでも仲良くなれる子。
性格は私とは正反対かな?


「一優くんとはもう会ったの??」
「ううん…。まだ会ってないよ。」
「そうなんだ…。でも、一緒の高校に入れてよかったよね。」
「うん・・・。
・・・でも、・・もう真中くんは私のことなんて・・・。」
「そんなことないよ!!!一優くんは恥ずかしがり屋なだけだよ。」
「そうかなぁ??」
「そうに決まってるよ!だから穂ノ花もがんばって!」
「うん!がんばるね!」
「あっ!クラス分けの紙が貼ってあるよ。」
「ホントだぁ。何組かなぁ!?」
「あっ!あたしと穂ノ花は一緒のクラスだよ!!!5組だね。」
「よかった〜!!」
「一優くんもね。」
「えっ・・・。」
「よかったね!」
「でも・・・」
「あっ?!
・・・じ、じゃあね!」
「え!?どうしたの??」


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