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優柔不断な僕
【青春 恋愛小説】

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優柔不断な僕-2

小学校の頃は毎日一緒に登下校していた。毎日一緒に遊んでいた。しかし、中学校に入ると恥ずかしがり屋の俺は友達に冷やかされるのが嫌だった。だから、俺は毎日俺のところに来る穂ノ花に最低の言葉を言ってしまった。

「いちいち来るなよ。付き合ってると思われるだろ?嫌なんだよ!」

ホントは凄く嬉しかったのに。毎日俺のところに来てくれる事が。
なのに傷付けてしまった。大切な人を。

それからはほとんど話さなくなったし、会わなくなった。
どれだけ寂しかったか。
本当に悔しくてたまらなかった。その悔しさを紛らわす為に他の女と付き合ったが、どの子とも長くは続かない。穂ノ花への想いはなくならない。募るばかりだった。





クラス分けの紙を見ていると、見に覚えのある名前があった。

上杉神楽
雪城春菜

「なんだ…。あいつらも一緒か。」


上杉神楽(うえすぎかぐら)は俺の親友で、頭は悪いがスポーツ万能で面白いやつだ。友達も多い。所謂、人気者だ。
雪城春菜は穂ノ花ほどではないが、八方美人で頭が良くてスポーツ万能。
中学の時も穂ノ花がいなかったら間違いなく一番モテただろう。


神楽だけは違うクラスだな…………まあいいか。

とにかく、今日から俺の高校生活が始まるから楽しみだな!



果たして、真中の恋は実るのか?


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